「私ってコミュ障なの?」から、娘の成長を感じた1年でした | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、穏やかで、いいお天気でした。北日本は、吹雪の大荒れだと天気予報でやっていました。帰省に影響が出ているようです。心配ですね。

 

娘が、今朝、突然、「私ってコミュ障なのかなあ?」と、聞いてきました。「どういうところが、そう思うのか」聞いてみたところ、以下のような返事がきました。

 

今日一緒に出掛ける友達たちは、前日になっても明日の予定を決めないのだそうです。当日も、「その場の雰囲気で、なんとなく、行く場所をきめようよ」という、メンバーで、それが娘は、とても嫌だそうです。

 

でも、みんなは、普通に「それでいいよ」と、あっさり受け入れて、楽しそうに過ごせることが、不思議でしょうがないのだそうです。他の学校の高校生に聞いても、そんな感じで出かけることも多いと知ったそうです。

 

もう一つ、お店などで、ダラダラと話す、内容の無い、次々に内容の変わる何気ない会話の意味が分からないというのです。

 

なので、普通にみんなが受け入れていることを、受け入れられない自分は、コミュ障なのではないかというのです。

 

娘が、「自分の特性」に、やっと気づいたのだと思いました。

 

娘には、「コミュ障かどうかは、わかないけど、スケジュールが決まって見通しが立っていないことに、不安を感じるタイプなんだよ」、「目的のない会話を楽しめる子もいるけど、○○(娘)は、そうじゃないよね。どう話を合わせるか、いくつかパターンを考えてみたら・・」と、話しました。

 

スケジュールや何をして遊ぶかということに関しては、「自分は、心配性なので、何をするかわからないと不安になる。だいたいでいいから、決めようよ。バイトもしていないので、お金があまりないので予算も分からないと困るから・・・」と、相手の子たちに伝えるといいと、教えました。

 

それでも直らないなら、無理してその子たちのグループと行動しなくてもいいんだよ」と、話をしました。どう娘が受け止めたかは、分かりませんが、遊びに出かけていきました。

 

午前中から出かけて、夕方帰ってきた娘は、ぐったり疲れていました。「すごく楽しかったけど、めちゃくちゃ疲れた。寝ていい?」と言って、コタツで寝てしまいました。

 

私もそうなので、分かるのですが、自分のペースでなく、人と一緒にいるのは、とても疲れます。娘も、そうなのだと思います。

 

でも、夕飯の時に、「疲れたけど、遊びに行く友達のいなかった中学の時より、ぜんぜん幸せ、気持ちいい疲れだよ」と、娘が言っていました。

 

中学の時のいじめ、はぶき、心因性のストレスに悩まされていたことから考えると、驚くほど、娘の成長を感じました。

 

これからの高校生活も、いろいろ悩みやストレスはあると思いますが、折り合いをつけながら、自分らしい人生を歩んでいくのだろうなあと実感できた1日でした。

 

娘に、幸あれです・・・・・

 

【今日のいいとこ探し】

 

おばあちゃんの家に、お餅切りのお手伝いに、1人で行った息子。のしもちを包丁で、小さく四角く切るのは、重労働なので、数年前から、息子の仕事です。

 

お客さんから、釣ったばかりのカツオを頂いたそうで、その場でさばいて、さらにワラで炙って、本格的な「カツオのたたき」を作ってきたそうです。

 

 

「お土産だよ」と、うちの分も持って帰って来てくれました。夕飯は、カツオのたたきでした。

 

 

ワラの香がよく、とても美味しかったです。おばあちゃんの家でしかできない、貴重な体験でした。

 

追伸

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