障害者の親であるがゆえのショック | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝は、雨が時折降って寒かったですが、昼から気温があがりましたね。でも、空はすっかり秋でした。

 

 

今日は、障害者の親としてでなく、高校生の親として、講演会を聞きにいきました。ホームレス支援やマイノリティ支援をしている方の経験に基づいたお話しでした。

 

ものすごい精神的ショックでした。いつもは、自閉症の子を持つ親としてですから、自分から選んで「障害者との共存や、どうしたら障害のある人が住みやすい世の中になるのか」という主旨の講演を聞きます。

 

今回は、そういう講演会では、ありませんでした。相模原の津久井やまゆり園の事件や、横浜「ホームレス」襲撃事件の加害者のコメントと、加害者へ対する世間の評価の話が紹介されました。

 

津久井やまゆりの加害者は、「自分で、排泄・移動・食事ができない人は、人ではない。役に立たない人は殺せ、役に立つ人だけを生かせ」と言ったそうです。

 

ホームレス襲撃の加害者は、「地下街が汚いのは、ホームレスのいるせいだ、だから始末した、清掃してやったんだ」という趣旨のことを言ったそうです。

 

ひどいことをした加害者の話もショックでしたが、「生産性の無い人は、生きる価値が無い」、「世の中の為にならない奴を消してやった」と言った加害者を、支持する一定数の人々が世の中にいるということが、具体的に語られたことが、ショックでした。

 

さらに、以前なら、「なんてひどいことをいうんだ。絶対ダメだ」となるところを、「それも、理解できる。自分もそう思う」と、肯定する風潮があるという事もショックでした。

 

講演の内容は、「命の大切さ」を語るものでしたが、障害のある人を取り巻く環境は、決して良くなっているわけではないと、突き付けられてしまったのです。

 

インクルーシブな社会と合理的配慮を望んでいる障害のある子の親としては、辛い1日になりました。ショックを受けているばかりでは、ダメなのですが、少し立ち直るのに、時間がかかりそうです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

今日、ガイヘルさんと出かけて、楽しかったのですが、ちょっと疲れてしまった息子。

 

体力回復の為に、明日は、「実習の疲れがあるので、どこへも行かず、家でダルダルしている」そうです。

 

自分で体調を管理できて、偉いです。

 

 

追伸

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