自閉症の夏服への衣替え | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、いいお天気で、暑いくらいでしたね。養護学校は、制服指定がなく、衣替えがありません。娘の中学校が、衣替えをしたので、息子にも、「衣替え」宣言しました。


ブレザーとネクタイを無しにして、長袖Yシャツを腕まくりにしてもらいました。半袖を着ないで、あえて長袖の腕まくりが、中、高校生男子の流行です。


夏服の息子

息子は、「衣替え」に、抵抗がないので、「明日(もしくは、○月○日)から、衣替えで、Yシャツとズボンだけで学校へ行きます」と、宣言すれば、OKなので、楽です。


自閉症の方の中には、なかなか「衣替え」が出来ない方が多いと聞きました。この時期なら、涼しくなる、過ごしやすくなるという快適さより、自分の気持ちですね。


その理由は、以下のようだそうです。


○恒常性の維持にこだわる(いつも変わらないことに安心感を持つ)、変化を嫌う


○半袖の生地が、腕にこすれて痛い、不快


○長袖で、肌が隠れている、日光に当たらない、体を包まれる抱擁感(圧迫感)に安心できる


○日焼けの皮膚トラブルを嫌う


○冷房の冷え過ぎが嫌


○暑さ(寒さ)を感じ難い、体感の感覚が鈍い


これらのことから、なかなか半袖や薄着にならない。また、冬に向かっては、いつまでも半袖、短パン、サンダルと軽装のままで過ごしてしまい、周囲から心配されたり、浮いてしまうのです。


本人は、周りからの干渉を気にしないのでいいのですが、家族が周りから、色々言われてたいへんようです。


ある、父子家庭のお父様は、自閉症の息子さんが、冬でも半袖で過ごしていたら、近所の方からの相談で、民生委員さんが家にやってきて、ネグレクト(育児放棄)を疑われたそうです。


自閉症独特の感覚や、本人の意思を優先すると、なかなか衣替えは難しいのかもしれません。


でも、中学校や高校のうちに、本人に意識させて、周りの子と一緒に「衣替え」して、「衣替え」の言葉の意味を教え、親が定着するよう手助することが大事ですね。自立への第一歩だと思います。


【クスッと、コーナー】


最近、朝のテレビ番組の『朝だよ貝社員」に、はまっている息子。リズムよく、やたら、返事の「ハイ」を連呼します。


実は、これ、ハイガイという、貝のマネです ( ̄_ ̄ i)


「○○だから、分かった?」と、言う母に、「ハイ!ハイ!!ハイ、ハイ、ハイ!!!」みたいな返事をします。


学校で、やってないといいのですが・・・・・ ちょっと心配です。



追伸

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