自閉症の兄妹の苦悩 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。「今日は、お月見です。お団子は、ありますか」という、息子の猛烈アピールに焦って、急遽夕方近所のスーパーで串だんごを買ってきました。


「あんこ」しかなかったので、1本、「あんこ」を、洗って落として、オーブントースターで焼きなおし、砂糖しょうゆをつけて「みたらしもどき」をつくりました。娘が「あんこ」食べないんですよね (>_<)


月見だんご


「お~い!お~ちゃん! -自閉症の弟と私のハッピーデイズ-」という、姉弟児の目線で書いた本を見つけて買ってみました。


兄妹児の本


この本は、自閉症の1つ年下の弟について、そのお姉ちゃんが、小さいころからを振り返り、人生のステージごとに、その時に弟をどう思ったのか、周りがどう自閉症の弟に接していたのかを、4コマ漫画とお姉ちゃんの目線からの文章でつづってあります。


弟のお世話をして、満足感を得ていた幼いころから、弟も自分も成長し、周りと違うことに気がつきだしてから、いろいろ苦労しているのです。姉弟目線の温かみのある本でした。


わが家も、妹が兄のことで、苦労し始めました。運動会で、同じ白組なったのはいいのですが、1年と3年が隣り合わせの応援席になりました。


大きな声で、立ち上がり、オーバーアクションで、応援する息子は、目立ったようです。3年生のクラスメイトは、いつものことだし、特別注意することもなく、見守ってくれていました。


でも、1年生の方は、違ったのです。娘のクラスで、運動会練習中に、ふざけたり、みんなと一緒に団体行動をとらないで、先生にも、クラスメイトにも注意されている男の子がいたそうです。娘も、その子のせいで、何回も練習をやり直しさせられるので、注意をしていたそうです。


何回かその子が、娘に「隣で騒いでるのお前の兄ちゃんだろ、変だな!」と、言ってきたそうです。娘は、ショックだったそうです。家に帰って来てから、お風呂場でこっそり、話してくれました。


「身内のことを、侮辱されるのは、許せない」と、泣きながら言われました。優しい娘です。


「お兄ちゃんのことは、自分とは関係ない、知らない」と、言いきってしまっていいと教えました。冷たいようですが、言い返したり、説明すればするほど、もっと嫌なことを言われるからです。


おそらく、そう言った男の子は、自分は、怒られるのに、自由気ままに振る舞う息子がうらやましかったのだと思います。また、正しいことを言って、自分を注意してくる娘に、そういう言葉でしか、言い返せなかったのでしょう。


でも、娘が傷ついたことは、確かです。なので、息子の交流級の先生と支援級の先生には、娘からの訴えを話し、息子が騒いだり、立ち上がったりした時は、みんなと同じように注意して欲しいとお願いしました。


娘のクラスの先生には、支援級にいる兄のことで、その男の子の言葉で、娘が傷ついたことを報告し、息子の担任に、対応をお願いしたことを話しました。


娘の気持ちのフォローを頼みました。その言った子は、見たままの息子のことを口にしただけなので、特別注意はいらないとお話ししました。


兄妹の問題は、これからも出てくると思います。今回は、息子の方の行動を正すことで、対応出来たらと思いました。


運動会当日は、心配したのですが、各学年とも自分の競技に忙しく、そんなことを言ってる暇はありませんでした。なので、今回のことは、終息しました。よかったです。


【クスッと、コーナー】


食後の食器の洗いものが、息子の家の中での仕事です。すごく早く、キレイに洗えるようになったので、そのことを褒めたら、息子がひとこと、


「大人になったから早く食器が洗えるんだよ」というので、「他にどんなことが、大人なの?」と聞いたら、


「コーヒーをブラックで飲む」と言っていました ( ´艸`)


ちょっと、違うので、訂正を入れておきました。



追伸

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