病状を伝えることの難しさ~インフルエンザにかかる~ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も寒かったですね。爆弾低気圧は、日本各地に大雪を降らせたようで、各地の被害が酷いですね。心配です。


寒い中で、春への準備を見つけました。きれいな花を咲かせるモクレンの木が、ご近所のお庭にあるのですが、花芽をもう準備していました。


ハクモクレンの花芽   モクレンの花芽と空


放課後デイサービスから帰ってきた息子が、体温計を出してきて、熱を測っていました。「お母さん、38度です」と言うのです。


中学校で、インフルエンザが出始めているのを聞いていたので、すぐ病院へ行きました。やはりインフルエンザA型でした。


イナビルという、1回飲めば効く新しい薬を飲みました。吸い込むタイプでしたが、先生のお手本をよく見ていて、うまくできました。


ただ、10歳以上は、2個飲まないといけないので、苦くて涙目になっていました。叫ぶか、泣くかしそうだったので、すぐ大好きな飴を渡し、フォローしました。


夕飯を食べて、すぐ寝てくれました。熱があって、頭痛もしていたようなので、辛かったのだと思います。頭痛に関しては、「孫悟空の頭の輪っかみたいに痛い」と、なかなか情緒ある説明をしてくれました。


息子への聞き取りで、衝撃の事実がありました。学校から、放課後デイサービスに向かう時に、どうやら熱が上がり始めていたようです。ただ、新しい放課後デイサービスに体温計があることや、辛いので家に帰りたいと言えば、早めに家に帰れることを知らなかったようです。


体温を計って、自分の体調を伝えることが出来ても、場所が変わるとそれができない。スケジュールに入っていると、そこを体調が悪くても、優先してしまう。まさに、自閉症スペクトラムとしての弱さが出ました。辛かったと思います。


今回のことを教訓に、息子に、ヘルプの出し方を教えました。他の場合でも、学校の時には、先生。他のデイサービスでは、支援員さんへ。それぞれ、申し出れば、今回の件と同じで、助けてもらえることを教えました。


早く良くなるといいのですが、しばらく自宅療養です。息子は、終了式の日には、学校へ行けると聞いて安心していました。


なんでも、大事な「電車で行こう」の本を、学校へ置いてきてしまったので、取りに行きたかったようです。すごく心配していて、取りに行けると分かったら、ほっとしていました。


【今日のいいとこ探し】


インフルエンザの検査の時に、先生が、鼻に綿棒を入れるのですが、これは、かなり痛いです。先日、母もやって、その痛さを実感しています。


でも、息子は、「我慢できる」と言って、本当に、じっと耐えました。偉かったです。



追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村