障害者差別禁止法 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝は寒かったですが、昼間は秋晴れで過ごしやすかったですね。布団を干しました。おひさまいっぱい浴びて、布団ふかふかです。寝るのが楽しみです。


自閉症スペクトラムの窓-秋空


秋の風物詩、2つ。アキアカネ(赤とんぼ)と、金木犀の絨毯です。アキアカネは、寒さのせいか、葉っぱにとまったまま動きませんでした。


自閉症スペクトラムの窓-赤とんぼ     自閉症スペクトラムの窓-金木犀3


昨日の朝日新聞の朝刊に「障害者差別禁止法案」の話がでていました。来年国会で議論される予定があるそうです。内容が実現されれば、息子たちを取り巻く環境は変わるでしょう。実現して欲しいものです。


内容は、国連の「障害者権利条約」批准に向けた国内法整備の一環として検討が進んでいるそうです。内閣府の差別禁止部会が法案についての意見書をまとめたそうです。


法案の中身は、障害者だけサービスを利用させないなどの「不均等待遇」をしたり、「合理的配慮」をしなかった場合、差別をしたと定義するそうです。


要は、「障害者の不利益を見逃さない」社会を目指すということだそうです。


実現にあたり、配慮を求められる側(会社・学校・病院など、障害者の生活にかかわる場所)に、重い費用負担が発生するということが課題になるそうです。お金がないと、改善はできませんよね。


なので、意見書の中に「過度な負担」がかかる場合は、配慮をしなくても差別にはならないと書かれることになるそうです。どこまでが「過度な負担」か、線引きが難しいそうですね。


必要な人が、必要な支援を、当たりまえのように受けられるように、早くなって欲しいものです。


【今日のいいとこ探し】


月1回のグループ療育でのことです。チャーハンを作る課題をしていて、材料を誰が何を入れるかを話あって決めたそうです。息子は、1番最初に希望を聞いてもらったのですが、他の人が決めないうちは「嫌だ」と言って、選ばなかったそうです。


他の3人の子が決めてから、残ったものを選んでいたそうです。人と争うのが嫌だったようです。そのやさしい気持ちをずっと持ち続けて欲しいものです。