こんばんは、伊藤千師(いとう かずのり)です。



みなさん、誰かに何かしてほしいと思ったことってありますよね?


奥さんや旦那さんにもっと優しくしてほしい。

友達に協力してほしい。

主催するイベントに沢山の人に来て欲しい。

お客さんにもっと自分のお店の商品を買って欲しい。

・・・。



自分の欲求を叶えようと思ったら、

他の誰かにしてほしいことって沢山ありますよね。




では

人って、どうしたら行動に起こしてくれるのでしょうか?



人間の行動の動機は様々あると言われていますが、

広告という視点から言えば、


1.苦痛から逃れるため


2.快楽を求めるため


の2つの要素があると言われています。





そうです。

理屈ではなく、感情なのです。



例えば、飲食店を例にあげます。

飲食店に来る人の心境としては、

1.お腹がすいたという不快感(苦痛)から逃れる為、

もしくは

2.美味しいご飯を食べる、友達や家族と
一緒に楽しい食事の時間を過ごすという快楽を求める為

といった理由が挙げられます。


そして、このことを意識することで、

広告の打ち出し方が変わるかもしれません。



例えば、これは実際にあった例ですが、

「航空券を20%ディスカウント!」

というキャッチコピーと、

「なぜあなたは、航空券に無駄金を使い続けるのですか?」

というキャッチコピーを出した時では、

後者の反応率のほうが10倍良かったのです。



前者は、”割引”という、理屈のコピーで、

後者は、“損したくない”や、“今より得したい”といった

感情に訴えかけるコピーなのです。



感情に訴えかける広告のことをエモーショナル広告といったりもします。


ちょっと広告の言葉を変えるだけで

反応率がぐんとアップする可能性があります。

是非試してみてくださいね。




また書きますね。



伊藤千師