石田彰さんが示唆する アスランの今後 | ゆうづきmonologue

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石田彰さんという声優さんは、とても演技力が高く

見ている人、聴いている人にキャラとの融合を感じさせる

希有な人の一人です。

そんな石田さんは、自分の演じるキャラに対する

見解もするどく、時には厳しくすらあります。

 

彼が命を吹き込んだ数々のキャラの中から

ガンダムSEEDシリーズの

ある特集ムックの中で、声優さんのインタビューもあり

他の方と違って、あまりにも独特な見解の石田さんの

アスラン像を紹介します。

これは、ネタバレっぽいのかな、ホントはここで書くべきでは

ないのでしょうが、私はどうしてもこの意見に対する

記事が書きたいので、嫌な方は以下をスルーして下さい。

 

 

 

今までも、ガンダムSEEDのシリーズには、メインである

キラとアスランが登場し、その度に声優さんのコメントも

求められていました。

私は、このシリーズの開始当時くらいから知っていたため、

何冊かの書籍やインタビュー記事を読んだことがあります。

だけど、満を持しての映画において、

今はじめて、石田彰さんのアスランに対する本音を読んだ気がしたのです。

これまでも、石田さんは自分の演じるキャラについて

多くを語るタイプじゃなくて、

「皆さんのご想像にお任せします」的な、あえて言葉をにごすような返答もされていました。

今回のアスランについては、長く関わってきたこともあり、

さらに20年近くもたってからの映画公開。

私も冒頭で石田さんが語っていた通り、「もう映画化は無いんじゃないか」と思ってきました。

そして、アスランとカガリについての見解も何故か似ていたので

余計に興味深く読んでしまったわけです。

かいつまんで言うと、アルランとカガリは同志であり、

いわゆる仕事仲間。

当初は恋人気分もあっただろうけど、

それらはもう昇華してしまって、恩師と弟子や兄妹のような、家族的なつながりへと

変わっていったのだろう、と。

だから、映画の最後あたりにまだアスランのみだらな妄想が出てきて、驚いたそうです。

ネタバレですが、映画ではアスランとカガリが恋人気分でいるのは、ハッキリ描かれていました。

シンとルナは、前作からほぼそれっぽい態度が見えていたので

カップルで良いのだと思いますし、アグネスに指摘された時、

ルナマリアはきちんと「シンが好き」と答えています。

キラとラクスも、今回きちんと意思表示していたけど、なんとなく言葉をにごすような雰囲気がありました。

そのモヤモヤを吹き飛ばすように、しっかりとしたキラの気持ちを認識させ、ラクスは以前から言葉に出すことは少なくても、

態度には十分表していたから、スッキリして良かったです。

 

ところが、二つのカップルと違って、アスランとカガリは、

前作でメイリンを関わらせてしまったため、経緯が分かりにくい状態になっていました。

オーブの重鎮でもあるアスランと同じで、メイリンもオーブにいるのです。

でも、前作以後、何らかのアクションがあり、二人はまた急速に接近していたようです。

メイリンにはアスランへの未練も無さそうでした。

 

石田彰さんへの質問もこのようなものがありました。

「アスランは戦争が終わり、平和になったらどうすると思いますか」

これに対しての石田さんの返答があまりにも面白かったので

かいつまんで紹介します。

 

「アスランは何もすることが無くなったので、愚痴をこぼしたり

荒れた生活になり、さらに酒浸りでタダのダメ人間になっていく。

それを見て注意しているカガリの言葉も聞かないため、離れて行き、キラがさとしても聞き入れない状態で自堕落な生活は続く。

そこに出てくるのがイザークです。

彼の一喝と殴られて、アスランは目が覚める」と。

なるほど、さすが石田さんですね。

なんとなく目に浮かぶような光景です。

イザークがディアッカをともない

「アスラン、貴様、何をやっている」と殴りつける。

「はっ、あ、イザーク」

アスランは、やっと我に返る。

そしてディアッカはため息をつき

「やれやれ」

みたいな感じ?かな。

 

石田彰さんという声優さんは、ホントに奥が深いですよね。

ご本人は、そんなつもりは無いかもしれませんけど。

 

 

これは私の独自の見解も含んでいるため、妄想っぽい感覚で

読んで下さると助かります。

 

 

 

この映画は、個人的に面白くて、結末も気に入っています。

 

 

来ていただいて、ありがとうございます。