暗黒大陸編は、33巻から本格化していますが、実際には選挙編から伏線がはられています。
厳密に言えば、もっと以前からとも言えそうで、実は根が深いのです。
クラピカの悲願であるクルタ族虐殺の復讐。
暗黒大陸の支配者であるカキン王の第4王子 ツェリードニヒは肉体の一部を収集する悪趣味を持っています。
クルタ族の緋の目もその一つ。
33巻の349話には一ページを使って、彼のコレクションが描かれています。
王子の頭のすぐ上にあるのが、パイロの頭部だと推察しているサイトもありましたが、明確な説明はまだありません。
でも、本編の一部で、緋の目だけではなくて、頭部も付いているものが一番貴重で価値があるなどという、おぞましい記述があったのは事実なので、第4王子が持っている可能性は高いと思われます。
それ以上に大変な事実は、この第4王子の能力がとてつもなくやっかいで強力なものだということです。
強敵になるのは必須。
実は、私が暗黒大陸編こそ、最終章へのプロローグだと判断した根拠がそれなのです。
ツェリードニヒほどの人物なら、ラスボスになれます。
ところが、そうなると、ジャイロの存在が消えてしまいます。
早い段階で伏線をはっておきながら、回収なしはありえません。
ジャイロは、このようにどんな姿か分かりません。
だけど、良く見ると、ツェリードニヒに似ている気もしてくるから不思議ですよね。
仮にそうなら、どこかで入れ替わったことになりますが、あり得ないとも言い切れません。
ジャイロの姿が描かれていないので、キメラアントになったジャイロに擬態能力もそなわった可能性があるからです。
むしろ、誰かに成り代わっていると考えるのも妥当でしょう。
自分の勝手な考察と推測なので、本当に恐縮ですけど
根拠が無い予想とは少し違います。
最悪は、ツェリードニヒ その人。
クラピカの敵は、人類にとっても敵なのです。
暗くてしんどいですが、興味のある方は、33巻からをお読み下さい。
クラピカ追想編も加えて読まれると、より深く理解できると思います。
ただ、残虐なこと、ややグロいことに弱い方は読まないほうが良いでしょう。
この考察はまた続けていきたいです。
先に書いたものでは、ツェリードニヒの名前が間違っていました。
お詫びして、修正します。
来ていただいて、ありがとうございます。