炭治郎の子孫は、ひいひい孫。
でも、善逸の子孫はひ孫で伊之助の子孫もひ孫。
ただし、伊之助の子孫は28才だけど善逸の子孫はまだ高校生。
これらの代の差は、容易に想像出来ます。
まず、炭治郎とカナヲの絆は闘いの最中から築かれたもの。
年齢は15才で若いですが、もう相当の苦労は経験済みで、彼ら二人は家族を欲しがっていただろうこと。
早くに結婚となったのでしょう。
それにひきかえ、善逸は禰豆子ちゃん一筋と言いつつも、女子に見向きをしまくりますし、禰豆子は禰豆子で鬼になっていた時期もあるし、イマイチ善逸を信用しきれなかったのもうなづけます。
禰豆子がそれなりに大人になって、善逸は自分がついていなければ、と思ってしまったのでしょう。
さらに伊之助に至っては、人間としても不十分な状態がしばらくあったはずで、アオイちゃんがしっかりしすぎるほどだったため、この人でいいのだろうかという疑問もあったはず。
だけど、こちらも禰豆子同様、自分じゃないとダメかも、と思わせる何かがあって、結ばれたのではないでしょうか。
どう考えても、炭治郎・カナヲカップルに比べると温度差があり、隙間を埋めるまでに時間がかかったと納得出来ます。
親戚になった炭治郎と善逸に比べて、カナヲとはまるで姉妹のようだったアオイですが、次の代にはもう縁が切れてしまったとなると、やはり初代はそれほど長生きじゃ無かったんですね。
善逸だけは、ひ孫の橙子がひいじいちゃんのイメージを語っていたことから、長生きだったと分かります。
伊之助については、痣の問題が無いにしても、野生児すぎてむちゃくちゃでしたから、体に負担は大きかったと想像されます。
そんなこんなで、ひ孫の青葉が青い彼岸花を研究するといった経緯も、もしかしたら鬼舞辻無惨の主治医のように、健康に関することや長寿についての探究心から来たのかもしれません。
あと、面白いのが鋼塚さんについて。
警備の看板だけで、本人は影すら出てきません。
名前はあっても、あの当時の蛍さんが転生したとかでは無いのでしょう。
偶然だということも考えられますが、遠戚くらいはあるのかもしれませんね。
不死川実弥の子孫と玄弥そっくりの後輩が仲良くなっているのは微笑ましい風景でした。
もちろん、仲睦まじい親子や霞柄のブランケットの双子が彼らの転生した姿がどうかも、想像に任せるしかありません。
でも、私はご都合主義なんかじゃなくて、本当に転生したのだとしたら、素敵だなと思いました。
これも個人の考えだから、否定される方も多いでしょうし、それはそれで良いのです。
命がけで戦うことの意味をこんな形で決着した、というのじゃなくて、せめてもの気持ちとでも言いましょうか。
やっぱり、出来るなら命はかけずにギリギリの線で行くのが現代的です。
頑張りすぎず、でも自分なりに精一杯生きていく。
それが作者さんの込めた鬼滅の刃の意味なんだと思うのです。
ホントに勝手な個人の意見でしかありませんけどね。
来ていただいて、ありがとうございます。