23巻からの的場さんが名取と呼び捨て。
さらに名取さんが的場さんと呼ぶ違和感。
それについては、やっぱりしっくりこないところがあります。
でも、原作をチェックしてみると、突然呼び捨てとは違うのです。
先にも書いたあとがきでの解説。
それによると、的場一門の頭首としての的場静司という人は、祓い屋会合その他でも一番偉い人なので、
~~さんと呼ばれるのが普通だそうです。
何巻だったか、頭首・当主などの解説してあるところにありました。
だから、名取さんは的場さんと呼ぶのが当たり前で、的場さんは的場頭首となった時点で偉い人の頂点なのでしょう。
今でも可愛さがまだ残っている的場さんも、頭首になる前の高校時代はもっと可愛げがありました。
名取さんに対する、歯がゆさも感じているのか、的場さんは常に名取さんの上であろうとします。
夏目はもちろん、二人より年下です。
的場に対する不信感や嫌悪感から、夏目はどうしても認めたく無い気持ちが消えないのでしょう。
だけど、的場さんには一門を背負う覚悟が若い頃からあったことや妖怪に対する気持ちの揺るぎなさだけとれば、誰よりもブレずにいられるのがスゴいことだと認めざるをえません。
25巻でのニャンコ先生依り代まねき猫のふるさと事件では、名取さんも夏目も少しは的場さんへの気持ちが変わっていくのでしょうか。
敵対と言うよりも、出来れば共闘する形が多くなることを望んでやみません。
物言いが不快だと言われることがある七瀬さんも、夏目のことは一目おいているように見えるので、結局は夏目最強で終わる気がします。
話は変わりますが、レイコさんについて少し。
レイコさんの出自やお相手についての解明はとくに期待していませんが、どうやって亡くなったのかだけは明らかにして欲しいなと思います。
これは夏目貴志が生きていく上でも、何らかの意味を見いだせそうに思えるので。
依島さんだったかが言っていた、貴志の雰囲気が変わってることについて、
もしかして妖の血がどこかに入ってるなんてこと、あったりして、とも
最近はちょっと考えています。
こうなると安倍晴明さんに通じてしまうので、あまりに短絡的な発想でしょうか。
そもそも、私の好きなキャラはレイコさんなので、後々それについては勝手な考察もしたいです。
来ていただいて、ありがとうございます。