先週3月11日はあの東日本大震災から14年目でした。
報道でも、死者・行方不明者・災害関連死の方も含めると、2万2228人に達しており、
発生時間14時46分、想いを込めて黙とういたしました。
あの14年前のこの日、私は前職ニッスイの八王子にある出来立ての研究所にいましたが、
新築の研究所が崩れてしまうかという凄まじい揺れでした。
また1995年の阪神淡路大震災発生の午前5時46分は、私は実家で寝ていました。
突き上げるような揺れで、本当に死ぬかと思いましたが、幸い二度の大地震も
震源地より少しずれていたこともあって、難を逃れています。
南海トラフ大地震の発生の懸念は、長年指摘されているされているところですが、
京都大学名誉教授の尾池和夫先生は、2038年ごろの発生の可能性が高いと指摘されています。
尾池先生は阪神淡路大震災の神戸直下型地震の発生について、警告を発せられたことでも知られています。
他の研究者の方は2030年の発生との推測もなされています。
地震予測研究は限界があるという指摘もあるのも事実ですが、
江戸時代の安政の大地震など、過去の南海トラフに相当する大地震の発生パターンを見ていると
素人ながら、そう遠くない時期に発生してもおかしくないと感じます。
いつ発生するか分かりませんが、例えば尾池先生の予測の2038年の場合。
13年後なので、私は大学にてまだ勤務している可能性が高いです。
今年卒業するような学生の皆さんはその年東京にいるのか、
大阪、宮崎、もしくは海外、どこにいるのかわかりませんが、
30歳ちょっと~半ばの年代かと思います。
現在、最大級の大地震(M8.0)が発生した場合の、
各地の震度や津波被害の予測が立てられているので、
それらを参考に準備すると良いですね。
先日、Xに下記のようなポストをしました。
「ヒトは不確定なものに対しては大枚をはたかないし、
本気の努力も起こさないのかもしれない。
核戦争が起きる可能性があるからと、
自宅にシェルターを作る人はそういない。
防災にしても、来るべき大地震に備えて、
"本気"で準備している人はどれくらいいるのだろうか。
一方、来るべき受験や就職活動などについては、疑うことなく、惜しまない。
大地震が起こるといっても、ヒトは不確かなものには
本気で取り組まない性質が往々にしてある。
というところですね。
私がもう一点、大地震や大災害に関連して心配しているのは、
例えば最大級の大地震、特に首都直下型地震が起こった場合。
その後の「日本」が心配です。
端的にいうと、日本は"(国として)もつのか?"というところです。
平均寿命が80年、90年という時代。
一度はとんでもない可能性に直面する可能性は十分にあります。
いつの時代もライフスタイルは変わりますが、
共通しているのは「生き残る術」を模索する…
大きな地震が起こった場合、避難生活を余儀なくされることがありますが
ご家族の事情やペットの問題など、仮に避難所が開設されても、対応できないケースがあります。
またかつてない大震災の場合、避難所そのもののキャパシティの問題もあるでしょう。
その場合、自家用車で避難される方も多いですが、準備が整っていないと
本当に寝泊まりするのはつらい。
もともと旅としての「車中泊」に興味があった私ですが、この震災時の避難状況を少しでも
改善する観点からも、車中泊できる準備を進めています。
これが一点目。
あともう一点検討している件もありますが、できるだけ早く進めたいと思っています。