産業由来の環境汚染物として、有機フッ素化合物の懸念していましたが、

ここのところマイクロプラスチック(MP)に関する研究報告が幅広くなされています。

 

環境・食、あらゆる角度からMPは我々の体に入ってきます。

 

下記論文によると、プロバイオティクス(ここでは乳酸菌)が
マイクロプラスチック(MP)を吸収し、乳酸菌が体外に
排出されることでMPの体内での蓄積を回避し、
特に腸の健全性を担保するようです。
この現代、ヒトはMPを食やペットボトルなどから摂取し、
毎日200個程度のMPをうんちと一緒に排出するようです。
マスクからの吸入のリスクも報告されていましたが、
いずれにせよこの200個という数字は明らかに、
一日に取り込んでいるMP数には到底満たないため、
体内にMPが留まることになります。


すなわち体内で血流に乗り、組織に滞留する。
本論文では、乳酸菌がMP排出をアシストするという。

この乳酸菌によるMPの吸着のメカニズムは、
疎水性や静電気、細菌が産生するRPSなど、
MPと細菌表面との相互作用によるもののようですが、
発酵食品などに含まれる乳酸菌らがMPの排出に

貢献するのかもしれません。

一方、体内からの排出を促進しても、
我々の世界・環境を漂い続けるMP自体は除去できない

ことも意味します。

 

産業自体を見直すべきか、いろいろなものに塗れて生きていくしかないか。

はたまたMP分解細菌の可能性はあるのだろうか