善玉菌、悪玉菌。
腸内細菌を見つめるとき、こんな表現があります。
腸内細菌に限らず、一側面を見ても、その側面がすべてではないんです。
善か悪。
右か左か。
人は妙に分けたがる。分けた方がわかりやすいから。研究分野でも、図書館の本を整理するように、分ける。そして"個別"に理解する。
これはこれで、とても大事なアプローチであることは事実。一方で、分けたことで、"分けた"というバイアスがかかっていることを、どこかに残して置かないといけない。
動的平衡。
物事は、生命の躍動は流れているので、切り取っても、それはその生命の"瞬間"でしかないのだろう。
推ワクか反ワクか。
これも、分けやすいから分けてる。
その中に内包するものを勘案しないで、右か左かの思考にならぬように。
新型コロナ用レプリコンワクチンの接種が、"世界に先駆けて"日本で開始されるようですね。
"X"を見ていると、有象無象の情報があふれています。
一つ言えるのは、二元論に分けても前に進まない。
この混乱の中で、目を細めながら、遠くを見据えていらっしゃる方々もいます。
妙な風が吹いていますが、これまでの取り組みが水泡に帰さないように、と切に願います。