公式の日程では、大学も本日が最終稼働日。

明日から年末休みに入ります。

滑り込みで論文も投稿できました、後はスッキリと。

 

と言いたいところですが、ラボでは生き物もいますし、結局、年末年始も

実験等々で行ったり来たりの毎日になりそうです。

 

2023年。

どうだったでしょうか。

新型コロナウイルス感染症が5類に変更になり、

さあ海外旅行も再開だ!!

制限もなくなるぞ!!

と、"コロナ禍を越えて、さあこの一年"

みたいな機運が、テレビやら各メディアで喧伝されていたように思います。

 

このブログでも私は何度となく触れていますが

コロナが終わって良かったね、

で済まされない、済ましてはいけない問題が山積しています。

 

日本のコロナ対策は功を奏したなんてことを発言している方もいますが、

そんなわきゃないです。

 

 

XなどのSNSにおいては

「あの頃は仕方がなかった」

「今を基本にして、あの頃を評価してはいけない」

と、イケイケどんどんだった専門家と称される方々が

このように発言し始めています。

 

ある意味潮目が変わり始めた証とも言えます。

「あの頃は仕方がなかった」

というのは、結局今からするとやはり間違った理解

対応を専門家は提示していた、ことを暗に認めているからです。

 

そうであれば少なくとも謝罪なり、反省することが基本でしょう。

 

子供の頃

「悪いことをしたら謝ろう」

と習ったはずですが、

事が大きくなればなるほど、間違いを肌で感じても

もう戻れないのかもしれません。

 

 

私は2020年入学の大学生のクラス担任を担当しました。

この学生の皆は今年4年生、卒業論文発表を控えています。

つまり卒業を迎えるわけです。

 

正直、このコロナの弊害(人災)と彼らの大学での生活とどう対峙するか悩みました。

新型コロナの影響が波及し始めた2020年。

当初、私は「こりゃまずいぞ」と感じていました。

今回のウイルスは訳が違うかもしれない、と。

 

ただそれ以降の日本を含む世の中の流れを見るに、

その「わけが違うぞ」の意味が大きく変わって私の中に蓄積していきました。

そう時間はかかりませんでした。

この顛末はブログでも、都度触れていましたが、

世の中の潮流から2020年入学の彼らへの直撃を回避する術もなく、この4年間。

 

例えば、mRNA薬剤についても、当初から私は接種しないことを決めていましたし、

当時既に報告されていた本薬剤の毒性等を示す論文なども含めて、学生には発信してきました。

 

ただ、もっとできることは無かったのか、と想わざるを得ません。

 

そんな中迎えた2023年、そしてこの年末。

これから僕らはどうなっちゃんだろう、という想いが反芻されますが

2024年とどう対峙するか。

 

そんなことを考えています。