今月、日本のGW中、NPJ vaccines誌に下記のような論文が掲載されました。

 

 

タイトルの通り新型コロナウイルスのワクチン接種後の、網膜静脈閉塞症(RVO)の発症リスクについて、

接種、非接種者を対象に、米国にて2年間の間コホート解析を行っています。

 

RVOは網膜の静脈が詰まり、眼底出血を起こしている状態の総称のようです。

調べてみると、この詰まった状態の相違。

例えば、状膜の根本で詰まったり、網膜の周辺部で詰まったりする場合があり、

その場合、呼称も異なるようです。

その詰まる場所により、視力低下などの自覚症状や、眼の見かけの状態も

変わってくるということですね。

 

 

例えば「株式会社三和化学研究所」のHPに、本疾病について概説されていますが

これによると

網膜内の動脈と静脈が交叉している部分では、血管の外膜(血管壁の一番外側)を共有しています。このため、交叉部分の動脈に動脈硬化が起きていると、静脈もその影響を受けて、血管内径が狭くなったり血液の流れがよどんだりして、血栓(血液が血管の中で凝固して血流を塞ぐこと)が形成されます

とあります。

(株式会社三和化学研究所HPより抜粋)

 

 

 

血栓。

COVID-19ワクチン接種と血栓の問題については、これまで論文や研究者から語られてきた通りです。

 

私が調べた範囲で、ではありますが、

これまでワクチン接種に係る眼と血栓に関する副反応の報告は、確認できていませんでしたが

上述の最新の論文で、その懸念が指摘されているようです。

 

気になるのは、ワクチン1~2回接種後2年間の調査、という点。

本論文では、この"2年"というスパンで、ワクチン非接種と比較して、接種群は統計的に有意に高い値を示し、

発生率が累積、増加しているという点です。

 

 

 

気になります。