今年に入って広島大学、高知大学、大阪大学など
国内はもちろん、国外からもSars-Cov-2やmRNAワク、その毒性に関する論文が
多数報告なされています。
それぞれが自らアップデートしないと、
数か月・半年前の情報が、
すっかり塗り替わっているという
そんな気がします。
つい先日、このような論文が出ました。
これは、これまでSars-Cov-2検出に用いられてきたPCRの精度について評価した論文です。
Title: Evidence-Based Evaluation of PCR Diagnostics for SARS-CoV-2 and the Omicron Variants by Sanger Sequencing
本論文の結果で象徴的な一文がこちらです。
RTqPCR positive reference confirmed that 21 (42%) were false-positive.
→PCR陽性サンプルのうち「42%が"偽陽性"」という結果。
今更感がありますが、おいおいと突っ込みたくなる結果です。
外国から日本への帰国時、72時間以内PCR陰性証明が必要ですが、
この論文が示す精度がそうなのであれば、PCR検査の意義はどこにあるのでしょう。
まてよ。
これまでの3年間、さんざん労力とお金をかけて
PCR検査を展開してきたが、そのことについて
どう整理するのか。
もっと言えば、当時からPCRに頼るのはマズイ、PCRを診断に使うのはマズイ
と提言していた方はいました。
私も研究者の端くれなので、学生にもPCRでの診断は胡散臭い
と言っていました。
遺伝子の断片拾っているだけだぞ。
あくまでも「PCR検査による陽性」、感染とイコールではない、と。
もう亡くなられましたが、
PCRを開発したキャリー・マリス博士が
ご健在であれば、どのようなコメントされただろう。