10月を目前にして、科研費の申請やら国際交流プログラムの申請やらで、ばたばたしています。

滑り込みの毎日に、これはいかんなあと想う今日この頃。

 

といっても、これは私の仕事なので、やり切ります。

 

一方で。

世の中やっぱりおかしい。

私の生まれた日本もおかしい、

やっぱりニホンジンもおかしい。

 

新型コロナに関する研究で、下記のような論文が最近掲載されました。

 

 

 

タイトル:Detection of Messenger RNA COVID-19 Vaccines in Human Breast Milk

(ヒト母乳におけるmRNA新型コロナワクチンの検出)

 

この論文では、ワクチン接種後48時間、授乳中の母乳にてmRNAワクチンが検出されたことが報告されている。

予想はしていましたが、やはりインパクトがあります。

 

考察で引用されている文献では

ラットでは筋肉内投与から 3 日後、低レベルのmRNAワクが

心臓、肺、精巣、脳組織で検出、組織の生体内分布が示されているとのこと。

 

 

母乳には移換しないんでなかったっけ?

mRNAはすぐに分解されるので、体内に打ち込んでも問題ないんじゃなかったっけ?

 

 

そもそも今回のmRNAワクチンにはシュードウリジンが用いられており

より安定化したmRNAが体内をめぐり、毒性を示すスパイクタンパク質

を自身の体内で生産する。

 

一連の内容は、それを支持する論文が出ています。

 

国内でも続々と報告がなされています。

研究者の皆さん、この全員右に倣えのご時世に

研究とそのデータで、世の中に発信されている。

素晴らしいことです。

 

例えば広島大学。

 

 

mRNAワクチン接種による死亡者について、

免疫調節機能の暴走をサイトカインストームを軸に考察されています。

 

 

高知大学。

ワクチン接種後に皮膚症状が発現した患者の皮疹部を調べたところ、

COVID-19のスパイク蛋白が検出された。

ワクチンの副作用としてmRNAがコードするスパイク蛋白がこの病態に関与している

可能性を指摘されています。

 

筋肉注射してその箇所に留まるんじゃなかったのかい?

 

 

 

そして大阪大学。

mRNAワク接種により、ADE誘導を示唆する論文。

 

 

一連のエビデンスが、それなりの立場のある方が

「そんなことは起こるはずがない」と完全否定していた案件ばかり。

 

100歩譲って、予想が外れたというのであればそれは仕方がない。

一番の問題は、このような新たなエビデンスが出てきたのであれば

議論しよう、もう一度整理してみよう、という環境が(極端にいいますが)

皆無という状況です。

 

 

未だにワクチン3回打つことを前提にという話があります。

 

これについても、

「2回打てば感染を防げます。皆さん打ってください」

と昨年度、それなりの立場の方が、声たかだかに喧伝していたのを、皆さん忘れていませんか?

 

蓋を開けて3年目の2022年。

どうです。

日本は世界に比類なき、マスク使用国家、ワクチン打ちまくり国家となりました。

一方で、人口当たりの陽性者率もトップクラスになっています。

 

これまでの全てを否定しなくてもいいけれど、

なぜ振り返りや今後の取り組みに向けて、

最新のエビデンスを基に、議論をしないのか。

 

航海していて予定進路に巨大な流氷があれば、

舵を切るでしょう。

船員と船を守るために。

 

 

世の中の大きな濁流を見ていると

私にやれることなんてないだろう、と想う。

 

一方で、私にやれることはなんだろう、とも想う。

 

 

こんなことを考えながら、科研費申請書。

もうすぐだ。