菅首相が記者団との質疑の際に

「世界でロックダウン(都市封鎖)をし、外出に罰金を科してもなかなか守ることができなかったじゃないですか」

と、やや声を荒げて答えられていました。

 

だから「ワクチンでいこう」と。

支持率の低下や、SNSなどでのバッシングが散見されますが、

ロックダウンでなくとも私も思います。

ワクチンで行こうということも分かります。

 

ただ抑え込む、という意味合いでワクチン一辺倒になるのは、

やはりどうなんでしょう。

防疫にかぎらず、何か一辺倒というのは、基本的にリスクが大きい。

生態学や生物の多様性の観点からも、何かが突出して出てきてしまうのは

やはり物事のバイアスがかかってる。

 

尾身会長が

「ワクチン接種が7割を超えてもコロナを抑え込むことはできない」

と明言しています。

 

ただ、その流れで

「ワクチン接種証明を行うことで、経済が再開できる」

というロジックがよくわからない。

 

ワクチンはあくまでも、重症化の抑制という観点から

展開してもいい。

ただそれで、根こそぎ国民にインジェクションして、

90-100%まで打てば万々歳ってことでは、

何も解決しないのではないか。

 

抑え込むことがワクチン(単独)でできないのであれば、

何か多様性のある対応策を見出さないと、

日本のこれからは暗澹たるものになってしまう。

 

インフルエンザも同様に、ワクチン接種が推奨されているが、

こちらも完全に感染抑制できるわけでなく、

感染のリスク軽減と感染後の重篤度を軽減できる

ということになる。

 

言い換えれば、何割かの人はワクチン効果の恩恵を受けれないということになります。

 

国体を考えれば統計的に、死者を減らすのがベター。

という話もあります。

 

ただ10万人生存して100人の死者が出たとして、

ああ100人で済んでよかった良かったと思えばいいのでしょうか。

 

毎年出てくる自殺者や交通事故者数も同様では?

 

交通事故者が昨年に比べ激減し、年間100人で抑えられました。

 

そうはいっても、向こうに行かれた100人はそれぞれがあって

自分があって。

重みづけは誰にもできない。

 

全ては自分ですから。

 

 

話が少しそれましたが、根っこは同じです。

新型コロナ対策もワクチン一辺倒でなく、

感染した時の”治療”に向けた

画期的な戦略が必要なはず。

 

その糸口になるような、研究結果が出始めていますね。

日本の技術に期待しています。

 

 

さて、

ワクチンについては、これまで聞かれなかった下記のような記事が出ていますね。

中長期的なモニタリングが必要ですね。