本日、Major Revisionで帰ってきた論文の校閲を終了し、投稿しました。

 

今回の論文は工学系の先生方との共著になるので、

少々Discussionなどの追記は苦しいところがありましたが、とりあえず返しました。

後はどういうレスポンスが来るかですね。

 

 

大学に身を置く以上、教育に貢献する必要はあるし、研究者として実験し対外的に発表(学会、論文)することは必須です。

まだまだ私は年齢にしても、キャリアにしても若輩ものですから、研鑽を積み続けることを肝に銘じています。

 

一方で、ここ数年で、新しい気持ちも生じています。

縁あってこの世に生を頂いた、この"人生"に参加できる機会ってのは

本当に稀なことだろうという実感ですね。

お借りしているこの身体をお返しするまでの時間、

すなわち頂いた長くて短いこの人生と、どう向き合うかと。

 

平均寿命なんてのはあくまでも数字なわけですが、

年齢的には人生の折り返しに来ている可能性は高い。

ただ、この折り返しという考え方も、気を付けないと。

 

年を重ねた後の日々を

消化試合にしたくない。

 

 

人はただ生きて、死んでいくだけ。

 

この言葉はその通りですが、

多様な意味を内包しているはず。

 

 

人はただ生きて、死んでいくだけ。

 

そう、だからこそです。

 

 

ここのところ、

妙に心が閉塞的になっていましたが、

愛犬ハナと散歩しながら、春の訪れを感じていると

「ま、いっか」

と思えて来ます。

 

もうすぐ4月、令和三年度が始まります。

我々の学科に集う新一年生たち。

会えるのを楽しみにしています。