首都圏の自粛要請に対する人々のリアクションは様々で、
買い占めなど実際の"動き"や、ネット上での"温度差"はすごい。
何か大きなアクションを行うとき、それに対するリアクションは多様。
ある意味それは「人は違って当たり前」という多様性を求める現代では
健全ではあるのかもしれません。
所謂共産圏の国々のようにスローガンを基に、国民総動員で同じベクトルに
目を向けるという危険性は歴史が証明しています。
それは、「民主主義」である(であった)国々も含まれているので、
今回の大衆の反応、意見が割れるというのは、健全なのかもしれません。
が、意見を主張するにしても、下卑た表現が多いのも事実。
自分の小さな息子・娘らがこのような言葉を発してほしいのだろうか
この人は、と感じるコメント・主張も散見されます。
先日、ニュース番組であおり運転の特集が組まれていました。
この様子を見ている限り、これらの人が行政・政府のお願いに
応じて、自粛に応じるとはとても思えない。
良いか悪いかを抜きにして、首都圏がロックダウンされた場合、どのような事態になるのか。
コロナなんて騒ぎすぎだよ。
と言っていても、ロックダウンした際の、世間の濁流には巻き込まれるわけで、
考えておく必要はあるでしょう。
心構え、覚悟があれば、備えられる。
感染症も人の気持ちも津波と同じ。
すーっと引いて、一気に沸点に達する。
それを3.11で我々は経験しているはず。
人の体も波を持っている、鼓動を持っている。
心臓は波打っている。
その鼓動を病院で、機械で捉えると、波形で取られる。
地震計の波形のように、世の中は波のよう。
地球も月に翻弄され、潮を満ち引き。
何かことが起こるとき、それは突如起こる。
ニューヨークタイムズの記事にて。
コロンビア大学のジュディス・マットロフ教授がアンゴラ内戦の際にホテル軟禁状態になった経験を紹介しています。
これはいわゆるロックダウン状態。
今のニューヨークのような状況に通ずる訳で、同教授はこんな状況下サバイバル術を紹介しています。
日持ちの良い食料を備蓄するといったことは当然ですが、
その中で、現金を引き出しておく、というコメントがありました。
これは私もそう思う。
特殊な状況下において、お金の価値が残っている限り、
銀行預金や仮想通貨などよりも、現金が良い。
東日本大震災の際も、計画停電が実施されましたが、
モノを買う際に、電気がなければ数字上のお金は意味をなさないですからね。
ただ、経済が没落してお金自体の価値がなくなった時。
これは恐ろしい。
20世紀初頭の世界大恐慌では、札束がただの紙くずになった、
という話は有名です。
さあて。
本日は振替休日を頂いていますが、なんやかんや仕事しています。
皆さん。
今日も良い一日を。