私の研究室では、毎週一回ラボ・ミーティングを実施しています。
教員・学生問わず、自身の状況、特に研究の進捗について、共有することが目的です。
正直言うと、もっと根底にあるのは、
・みんなどうだい
ってとこなんです。
何の因果か、たまたま我が研究室、MEMに配属されて、
大学の研究生活という重要な時間、約2年間を過ごすわけですよ。
あんまり細かいこと抜いて
・みんなどうだい、元気かい?
と顔を合わせて、話をする
それだけでも十分だと思っています。
特に長くて短い人生ですが、
大学生活の中、多くの学生は学部を出て、卒業していきます。
大学院まで進学する学生、もちろん私のように、大学での研究生活に
どっぷり浸かる変わりものとは、違って、
彼らの大学での生活は、彼らの人生の中では、
夏休みの線香花火のように、儚く一瞬のものでしょう。
その光が、少しでも鮮烈で、実りあるものであればと思います。
前置きが長くなりましたが、ラボミーティングなんてのもやめてもいいかな、
と思った時期があります。
私の学生時代の先生との交流は、もっとフレキシブルなものでした。
先生とサンプリングに行ったり、先生の自宅にお邪魔になったり。
「うるせーぞ、そろそろ寝ろ!!」
と怒られたこともありました。
秘蔵のお酒を頂いたり、それを南極の氷で一杯頂いたり。
普段の大学生活では、
「おーい茶を飲むぞ」と昼間に、ティータイムを行ったり。
あの頃は、先生が急に会食になり、自宅から持参した弁当を食べればくなったとき、
「おーい、この弁当捨てることになるけど、もったいないから、だれか食べんか?」
と声をかけると、他学科から、同期が弁当を食べにかけつけたり。
「お前は大物になるな」
なんて、先生には言われてましたよ。
あの頃の話を思い出すと、話はつきません。
杓子定規にラボ・ミーティングなんてことせんでも、と想うことも多々あります。
でもね。
あれから、20年以上たちました。
時代も、私自身の近況も、大学の在り方も変わりました。
変わらないのは、何やかんやいっても人は独りでは生きてきゃいけません。
元来寂しがり屋の私は、一週間のラボ・ミーティングでも、皆の顔を見られる大事な時間です。
さて、怒涛の7月下旬がやってきます。
届きました。
ライブCD「ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA」
福岡で参加したライブですが、こうして聴覚で感じると、ライブとは異なった興奮がありますね。
本ライブの。或る曲の一節。
海で溺れて砂漠で乾いて 都会のジャングルで叫ぶ
見えないくせに存在している 愛だとか罪だとか
どんな大きな鳥にだって 想像よりは高く飛べない
空しい野望美しい絶望 それを包む愛情
と、いう話さ
見えないくせに存在している、って。
と、いう話だよ。
ほんとうに。