宮崎県の日向市に細島という地域があるのですが、ここは2011年より養殖牡蠣の生産に取り組んでいます。

 

以前から、プライベートでも、ここの牡蠣は美味しいなぁ

という実感を持っていたのですが、

現場の方と話している中で、これまで、その美味しさを、化学的なエビデンスでもって評価したことはないとのこと。

要は、栄養成分や味にかかわる成分について、分析して、数値で表したことがないわけですね。

 

「対外的に細島の養殖牡蠣ブランドの魅力を発信する際には、分析データも合わせて広報を展開しては?」

と、こちらとしては、気軽に提案したつもりだったのですが、

これがきっかけとなり、2018年度は、日向市との連携のもと、牡蠣の成長・栄養成分の分析、モニタリング、評価

に関する事業を展開することとなりました。

 

我がラボに、これでもか、というくらい毎月牡蠣のサンプルが届きましたが、

担当した研究員も含め、関係者の皆さん、頑張ってくれました。

本結果は、本年3月に開催された日本水産学会でも発表させていただきましたし、

論文投稿に向けて、ただいま整理中です。

 

先日、本事業の総括と対外的アピールの一環ということで、

日向市長同席のもと、記者会見が開催されました。

私も代表研究者として、出席・発表させて頂いたのですが、

皆の努力が地域水産ブランド躍進の一助になってくれればと思ってなりません。

 

この会見の様子は、MRTみやざき放送でも、紹介されました。

 

http://mrt.jp/localnews/?newsid=00030839&fbclid=IwAR3gPPC8wUyeP_qY9enP97zqMWiz2atrJJVQXW8I67iMxSaF-vx_SxLBL6w

 

皆さん、細島の牡蠣をどうぞご堪能ください。

 

会見の会場(日向市役所内)

 

 

細島の牡蠣を撮影中の報道関係者。