仏教のことばで、「貪・瞋・痴(とん・じん・ち)」という言葉があります。
人間のもつ根源的な三悪を指す、
「貧」は、自分の欲するものを貪る貪欲さを、
「瞋」は、自分が嫌うものに示す憎悪を、
「痴」は、迷い戸惑う愚痴を、
意味するそうです。
これに関連して「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という言葉があります。
ここに示される「煩悩(ぼんのう)」は、「煩悩の塊」のように一般的にも使われますが、
自分自身を"煩わせ"そして"悩ませ"るものですね。
仏教的に108あるとされており、除夜の鐘の108つはこれを指すことは有名です。
上述の「貪・瞋・痴(とん・じん・ち)」は、この108の中に含まれ、”三毒”とも呼ばれ、
人間をもっとも苦しめる煩悩とされています。
40代に突入して、さてこれからの人生は。
かの孔子が『論語・為政』で記した”子曰く”で始まる有名な一節。
吾十有五にして学に志す
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳順う
七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず
人生100年時代が必要以上に喧伝され、ややゲップ気味にもなりそうなこの時代ですが、
はたしてどうでしょう。
さて、本日は、学生の書いた投稿論文のリバイズ(Revise)した原稿を、再提出します。
彼女も学位取得後、国に帰り頑張っているようです。
皆さん、良い日曜を。