先日、とあるバラエティー番組を見ていたところ、SNSの話題になりました。

 

SNSをする派、しない派、といったようなコーナーだったのですが、

話題の中で、有名な漫画家の方は、ラジオを聴きながら執筆している、とのコメントが。

 

それを受けてあるSNSする派の女性の方が

「ラジオなんて・・・随分古いものを利用されるんですね」

と。

 

私が気になったのは、この方が何を持って「古い」と表現しているかなんですよね。

 

例えば、

生まれた歴史を顧みると、もちろんラジオが"古い"。

 

情報共有のツールとしての"古い"。

 

など。

同じ"古い"でも、温度が違う、角度が違う。

 

"古い"と"クラシック"は違いますよね。

一見、似たようなニュアンスですし、言葉のロジックにすぎないとも言えなくないが、

やはり、全く違う。

 

 

昔は音楽の音源確保として、ラジオは欠かせなかったんですよね。

音楽番組が始まり、お気に入りの歌が流れだす前に、ラジカセ前にスタンバって。

DJの方の台詞とともに、イントロが流れ出す。

どこから録音しようかな、と判断に迷いながら、カセットテープの録音ボタンを

ぽちっと。

 

古くて、懐かしくて、つい昨日のような記憶は、

今だ新しい。

 

 

 

ラジオを"古い"と語る彼女は、何を"新しい"とするんだろうなぁ。