GWの最中、元号は令和に代わりました。
月並みな表現ですが、新たな時代が、という感覚もありますが、
私は体調がいまいちの中、GWに突入しています。
海外ではGWも何もありませんから、投稿中の論文について、
エディターは気にせず、
・minor revisionです。3日以内に修正稿を出してください
という、機械的な連絡。
うーむ。やるしかないですね。
本日、宮崎は久々の快晴です。
ラボに導入した試験用ティラピアのケアをしたり、
論文の校正を進めたりと、毎日が過ぎていきます。
そんな中、重い頭を引きずりながら、溜まっていた本も処理していきます。
春眠暁を覚えずのハナを横目に、出張先で購入した一冊。
・絶滅の人類史 更科功 著(NHK出版新書)
以前も本ブログでも触れましたが、ヒトがどこから来たのか、宇宙の果て、
進化とは、生命の起源、等々について考えると鼓動が止まりません。
とかく、本書のように人類の進化や絶えていった他の人類のことを
想うとき、壮大なロマンとともに、疑念も浮かびます。
本当に、教科書的な進化論は本当なのだろうか、と。
議論したいことは尽きませんが、本書でも触れられていたこと。
去って行ったもう一方人類、ネアンデルタール人。
遺伝子解析や骨格の形態から、彼らは話ができたという。
この令和の時代に、彼らの末裔が側にいて、
共存し、そして話ができていたら。
遠く風が吹くのを感じます。
哲学的な表情を見せるハナ。