宮崎は急に晴れまして、ところどころの桜の木も、一気に咲き乱れています。
夜は日が長くなり、朝は光が射すのが早くなりました。
この地球の繰り返しに、我々の日々の繰り返しが重なって、毎日が流れていきます。
本日で東日本大震災から8年です。
今だ行方不明者が2000人を超えているこの状況の中、
原発の問題も、どこか先送りされているような、
不安定な日本。
先ほど、当時、自身の発生時刻である14時46分を過ぎました。
私も慎んで黙とうを捧げましたが、あの日のことを時々思いだします。
あの頃は、東京の企業で勤めていました。
私は関西出身ですので、阪神淡路大震災も経験しましたが、
8年前の大震災は、神戸の時の夜中とは異なり、お昼過ぎだったので、
いつものように、ラボで実験をしていました。
突き上げるような揺れを感じたかと思うと、
大きなうねりに巻き込まれました。
当時のラボは八王子の方に、新しい研究所を立てて引っ越したばかりでした。
その真新しい研究所が、もう壊れてしまうかと思うくらい、揺れに揺れました。
皆、家族の安否を尋ねる中、通信ラインもパンクし、半ばパニック状態だったのかもしれません。
その後、TVの放送が回復したところ、
津波が東北に押し寄せる映像を見ながら、
呆然と立ちすくんでいたことを、
どこか他人のように思い出します。
この”他人”という感覚が、やはり危ない。
震災の影響は現在進行形です。
いや、もともと人類に内在していたことのはずです。
いろいろ考えることはありますが、
それでも、毎日は繰り返されます。
今日の、自宅から眺めた、おはようの朝日も、
とてもきれいでした。
"ばあば"からもらったバレンタインチョコをよこせという、チビ太郎。
こんな毎日を繰り返しながら、震災以降も時は刻まれます。