昨晩、妻と久々に映画を見ました。
香港映画が誇る珠玉の名作「ラヴソング(原題:甜蜜蜜)」。
主演は90年代の香港映画界の四天王と呼ばれたレオン・ライ(黎明)と日本でもよく知られている女優マギーチャン(張曼玉)。
80年代、時にはバブル。
香港には大陸(中国)からの出稼ぎが、一獲千金を求めて集まった時代。
天津から来た男と広州からやってきた女。
時代は日本ではバブルを終焉を迎え、この男女も時代のうねりに
翻弄されていく。
二人の10年にわたる軌跡を辿るこの映画。
古き良き香港映画のテイストが出ていました。
特に香港映画もそうですが、韓国映画も食事のシーンが、なんとも生生しい。
食べている、感がとてもあって、そこに映画に日常のエッセンスを組み込んでくれるのが
アジア映画の魅力の一つだと私は感じています。
レオン・ライがかわいく、甘いマスクの男前ですね。
マギーチャンは男っぽい中に、女性らしい魅力が満載で、
まさにこの時代の映画をけん引していたんだろうな、
そう思わせてくれます。
この映画てっきり私観たことがあると思っていたのですが、どうも予告編だけ見て観た気になっていたようです。
近々香港に出張します。
4年ほど前にも訪問しました。
開発に伴いこの時代の香港の雰囲気は少なくなってきているそうですが
この時代の香港の香りを少しでも感じられればうれしいですね。