花粉症とラクトフェリン（１）　～花粉症とラクトフェリン～①

ラクトフェリンは「生体恒常性」を維持するため
母親が愛児に与える多機能タンパク質です。

その機能は "自然免疫の賦活" 、 "免疫的寛容の導入" 、
"酸化ストレスの緩和" 、 "血管新生の抑制" 、" μ－オピオイド作用の増強"
および "腸内環境の改善" 等々、多岐にわたっています。

特徴はクスリあるいは一般の健康食品成分とは異なり、
ラクトフェリンのベネフィットはリスクを伴わないことです。

多量にラクトフェリンが与えられる新生児期は、
獲得免疫が成立していないので
病原菌あるいは病原ウイルスの感染に対し
もっとも危険率が高い時期です。

その時期に与えられるラクトフェリンに
ベネフィットの反作用として正常な機能を抑制するリスクが
存在したとすると、どうなっていたでしょうか。

そもそも哺乳動物は誕生しなかったか、
誕生したとしても早期に絶滅していた、
のいずれかの運命を辿ったことでしょう。

ラクトフェリンは、 "ノー・リスク" で身体に、

"ペネフィット" を与える特性があるのです・・・。