昨日は自身の介護でうまく行かなかった出来事があり、なんともやるせない気持ちで帰宅...
最近、介護ばかりの日々で、娘との時間が少なくなり、さみしがっていたので、
十五夜くらいゆっくり一緒に過ごしたいなと思い、白玉団子を一緒に作って、お月見しようと決めていました。
作りたてのお餅を食べて、お月様も一緒にみて・・・
月を眺めると想像以上に美しく、そして明るい。思わず「わぁ~」と声が出ていました。
月は、なんとなくあるものだけど、潮の満ち引きは月や太陽の影響
エビデンスはないですが、病院勤務の際に感じた人の誕生や終わりの際にも感じる月の存在
こうしてすこし立ち止まって自然を深く感じると普段は目に見えているものに価値を起きがちな日々ですが、
目に見えないものにも価値があるということを再認識させてもらえます。
私の好きな写真家 星野道夫さんの言葉にこんな言葉があります。
「あわただしい、人間の日々の営みと並行して、もうひとつの時間が流れていることを、
いつも心のどこかでかんじていたい」
幾度となく励まされた言葉です。
星野さんはアラスカなどの自然や野生動物と共に生きた人。
著書「旅をする木」はとても有名ですね。
星野さんというフィルターを通して見えてくる自然は、時に圧倒されたり、時にやさしく語りかけてくれたり・・・
撮影中にカムチャッカで熊に襲われてなくなってもう20年以上にもなりますが、未だに多くの人が彼の言葉や写真に心動かされています。
現実の社会でつまずいたり八方塞がりになった時、私は星野さんが撮影したアラスカの動物や自然の映像と共にいつもこの言葉に助けてもらっています。
今、自分を取り巻く小さな世界だけが全てではない。
もっと広い世界に目を向けると違った価値観、違った考えが見えてきて閉塞感から解放されるのです。
彼の語る言葉や写真は、普遍を語りかけてくれます。
月を見ながらそんな事を感じた夜でした。