大学入試 一発整理
思想の仕訳
すべての思想は"一定vs変化"で分類できる!
<一定>--//--<変化>
本質---//---無常 西洋vs仏教
霊魂---//---肉体 人間
哲人---//---民主 政治
法則---//---現象 科学
規制---//---自由 社会
道理---//---万物 中国
持続---//---変動 現代の課題
輸入--→*←--土台 日本
合格できるか?生き延びられるか?
不安にかられたとき、人は、揺れ動くことのない、一つに定まった正解を求める。これが思想だ。
この考え方により、入試必須の思想を「一定」と「変化」に振り分けて整理する。
対応科目は次のとおり。
『世界史』『日本史』『政治経済』『倫理』『現代文』『英語長文』
※試験に出る用語は太字です。
例;現象、本質、イデア
[1]西洋思想vs仏教思想
一 定-------//-------変 化
A=A A≠A
AはずっとAだ。 Aは必ず変化する。
フラれても私は私。 そんな私は私でない。
A=Aが西洋思想で、A≠Aが仏教思想だ。
1 一定を求める西洋思想
①思いを遂げた私と失恋した私は違う。でも、ことの成否はうわべの「現象」に過ぎない。成否や合否を越えたその中に、何があっても変わらぬ"私"という「本質」があるのだ!
②A=Aを目で見ると、左のAと右のAは空間的に異なる。でも左Aと右Aという異なる二つの「現象」の中に、"A"という永遠に変わらぬ「真理」があるのだ!
このように考えるのが西洋思想であり、特に、数学および論理学の前提だ。だから、A≠Aとすると、すべてが成り立たない。
「AはAでない」は「矛盾」であり、これでは論理が先に進まない。式で示しても同じだ。
A=Aの両辺にA≠Aを代入すると
左 辺 右 辺
A≠A=A≠A
となり、A≠Aであり、かつA=Aである。
これでは計算が前に進まない。
2 一定を認めない仏教思想
これに対し仏教は、すべてが変化する「無常」を説き、
AならばB 原因A→結果B
という因果関係だけがあると主張する。だからA→Bは認めてもA=Aは認めない。
Aを💛にしてみよう。
💛があるから子が生まれる。だから💛→子は認める。でも、💛は💛のままではない。いつしか熱は冷め、平凡な日常となり、時に憎しみに変わる。だから💛は💛ではない。
この無常が日本思想の土台となっており、『日本的霊性』と題する書物は主張する。「AはAでない」と。注
[2]西洋思想史
1 本質vs個物
西洋思想は、さらに"一定vs変化"のどちらを重視するかで分類できる。
西洋 仏教
一定ーーー//ーーー変化
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一定ーーー//ーーー変化
本質ーーー//ーーー個物
古代ギリシアのプラトンは、さまざまに変化する現象の中にある一定不変の本質を「イデア」と呼んで重視した。彼は説く。
季節に春夏秋冬があり、感情に喜怒哀楽があるように、個々の物(個物)は千変万化する。しかし、その中に変わらぬ本質(イデア)があり、この本質こそがホンモノ(実体)であって個物は本質の影に過ぎない!
これに対し弟子のアリストテレスが反論した。
個物の方がホンモノ(実体)であって、本質は個々の物の中にある(内在する)だけです。
彼は、さまざまに変化する現象を重視した。
この二人以降の西洋思想は、一定不変の本質重視か、多彩に変化する個物重視に属する。そこで「本質」の説明から西洋思想史を始める。