生命光線とも呼ばれるテラヘルツ波。


その放射量を高めるにはどうすればよいかというと、


外部から人体にテラヘルツ波を照射する


ということが考えられます。


 人間は誰もがテラヘルツ波を放射していますが、


年齢を経たり、病を患ったり、ケガを負うと、


放射量や平均放射率は減ります。


そのように生命エネルギーが低下した身体に、


外部からテラヘルツ波を照射することで、


細胞を構成する分子の結晶構造を正常化し、


分子のテラヘルツ波放射量を


高めることができるというのです。


その結果として自然治癒力や免疫力を高め、


細胞を若返らせることも可能だといいます。


 しかもテラヘルツ波は自然界のありとあらゆるものから


照射されている光であるため、


身体にいくら透過させても害はありません。





玄武岩


                                


例えば岩石の玄武岩と安山岩などは、


自然界の物質としては高いレベルで


テラヘルツ波を放射しています。


人によっては、これらの岩を握っただけで


身体の痛みが軽減したとか、


パウダーにしたものを傷口に塗ったら早く治癒した


などということもあるようです。


そのようなケースでは、対象者のテラヘルツ波に対する


感応力が極めて高かったのだと察せられますが、


論理的には科学的に説明することができるそうです。


 その点について、社団法人日本テラヘルツ協会会長であり、


テラヘルツ技術の応用と実用化に関する先駆者でもある、


新納清憲先生に話を伺いました。


「創傷は細胞の肉芽形成、繊維化の段階を経て


自然治癒しますが、テラヘルツ波は肉芽形成や


繊維化といった、傷の修復を助ける働きが強いのです。


玄武岩や安山岩から放射されるテラヘルツ波は、


人の細胞を形成している高分子勇気化合物に、


良い影響を与えると考えられています」


そのように語る新納先生。


玄武岩や安山岩は、地球の内部で溶けて


固まるということを繰り返していますが、


そのたびに結晶構造が変わり、


テラヘルツ結晶構造になっていくと


考えられているのだそうです。


 玄武岩や安山岩などの他には、温泉水や鉱泉水、


地中で生息する一部の細菌群なども、


多量にテラヘルツ波を吸収・放射しているそうですが、


自然界にある物質の放射率には限界があり、


過大な期待はできません。


 しかしテラヘルツ波の理論を科学技術で


応用するとなると話は全く別です。


玄武岩や安山岩の、約数千~数万倍もの


エネルギー放射量がある物質をつくりだすことも


可能なのだといいます。


そしてそのように格段と高いエネルギーを


放射できる物質は、驚くべきパワーを秘めているのです。




安山岩