第37回 西川アサキ×古谷利裕へ /『ライオンと無限ホチキス』読書会 | TDGのブログ

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大学生・大学院生からなる自主ゼミ。



今回のTDGでは西川アサキさんと古谷利裕さんの対談に参加し、終了後は打ち上げにもおじゃまさせてもらいました。中枢と心身問題の話が古谷さんの考える文学や美術の問題とシンクロし面白い議論になっていました。






本日の花見は雨のため中止となりました。

かわって

西川アサキ&古谷利裕の哲学と文学を味わう会とします。



13-15 百年「と」人工知能 『魂と体、脳 計算機とドゥルーズで考える心身問題』刊行記念トークショー
15- 『ライオンと無限ホチキス』語らいタイム

※『人間の条件』3章読書会は延期です




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4月14日(土)、TDG大花見会を開催します!!

井の頭公園花見会のお知らせ


4月14日(土)

13時~15時まで西川アサキ×古谷利裕対談( 百年「と」人工知能ー 『魂と体、脳 計算機とドゥルーズで考える心身問題』刊行記念 )を観覧、

15時~井の頭公園で花見をします。




新歓を兼ねていますが、哲学、現代思想、時事ニュース、ファッション、音楽、美術、なんでも和気あいあいと話せる会にできればと考えています!!!!!!

ふるってご参加ください。


参加を希望される方は、ツイッターアカウントにリプライくれるか、メールアドレスにメールください。メンバーの夫馬が対応し、ケータイの番号を教えます。

花見だけの参加ももちろんアリですよ!!



花見内では、当日に対談者のひとりとして登壇される古谷利裕さんの『ライオンと無限ホチキス』の読書会をします。群像4月号に掲載された短編です。(夫馬は既に読みましたが素晴らしい作品でした)

群像 2012年 04月号 [雑誌] TDGのブログ
定期開催しているアレント『人間の条件』読書会も、花見の中でやってしまいます。今回は第3章が範囲です。

読書会は花見のブルーシートの端っこでやるので、読書会に興味がなくても、花見ではワイワイ騒げます。

待ち合わせは15時10分古書店「百年」の前でお願いします。
西川古谷対談には各自参加した上で、待ち合わせ時刻に集合してください。
分からないことは、ツイッターアカウントまでリプライいただければ夫馬がこたえます。





トークショーについての詳細はHPを御覧ください。
http://www.100hyakunen.com/events/talk/20120312682.html


百年「と」人工知能
『魂と体、脳 計算機とドゥルーズで考える心身問題』刊行記念



西川アサキ(哲学者)×古谷利裕(画家)
司会:金子遊


「私」が恋をしているときの突き刺すような心の「痛み」を伝えることはできても証明することはできない。客観的に物質としての脳の反応では「私」の体験を生み出す機構はわからない。それでは「私」のこの「痛み」は存在しないのだろうか。そんなことはない。私たちは日々私たち自身の、他人には理解できない苦しみや喜びを抱えて生きている。 
 2011年12月に刊行された『魂と体、脳 計算機とドゥルーズで考える心身問題』(講談社選書メチエ)で著者・西川アサキさんは、この存在しているかどうか伝えられないことをを証明しようしている。手がかりはライプニッツのモナドロジー、ドゥルーズの思考だ。それらをコンピュータ・シミュレーションという手法によって展開していく。 
 「一ページ読み進むたびに、目の前にある壁がガラガラと崩れ落ちてゆくような感じ」と言う、画家であり、最近では小説も発表されている古谷利裕さんを迎え、高密度な内容を丁寧に解きほぐしていこうと思う。司会は西川アサキさんと高校時代から友人であるという映像作家の金子遊さん。「ずっとこの話を聞かされていた」というから最適なナビゲーターだ。 
 さあ、未来をシミュレーションしよう!

 
西川アサキ(にしかわあさき)
1975年生まれ神奈川県出身。神戸大学大学院自然科学研究科博士後期過程修了。理学博士、理化学研究所特別研究員。専門は人工知能、哲学。著書に『魂と体、脳』がある。
 
古谷利裕(ふるやとしひろ)
1968年生まれ神奈川県出身。画家。主な展覧会に、「組立」(2008)、「古谷利裕展」(2010)など。著書に、『世界へと滲み出す脳』(青土社)、『人はある日とつぜん小説家になる』(青土社 2009)。2008年11月、百年にて「百年と残雪~中国現代文学・残雪の世界へ 近藤直子×古谷利裕~」、2010年3月「百年と創造 ~作家の、読者の「創造」。作品の可能性へ 古谷利裕×福永信~」を開催。「群像」4月号に小説「ライオンと無限ホチキス」を発表。偽日記@はてな
 
司会:金子遊(かねこゆう)
1974年生まれ神奈川県出身。映像作家、批評家。編著に『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』がある。