心デトックスセラピスト★會澤あきです

こんばんは星
今日の東京は雨雨のスタート
桜散っちゃうかな~と心配したけど、
大丈夫そうですねニコニコ



さて、今日も薬膳のお話をします。


一物全体
と言う言葉をご存じですか?


中国の薬膳の言葉です。
ひとつのものを丸ごとすべて食べること
と言う意味。


私たちが食べている植物や動物は、もともとひとつの命として存在しています。


そして、それらが生きていくために必要な要素がバランスよく含まれています。


なので、「食べる部分」と「食べない部分」とに分けないで、丸ごとすべて食べることがバランスがいいと考えています。


たとえば、お米は精製された白米より、皮や胚のついた玄米を食べる方がより良く、また、野菜は皮や根、葉などにも大切な栄養をもっています。


りんご」は皮の部分に胃腸のバランスを整えてくれる働きがあります。


よく洗って皮ごと切って食べたり、皮ごと煮たり、ジュースにしたり…。


便秘や下痢、胃が疲れているときなどにも効果があります。


そら豆」の皮には、身よりも食物繊維やビタミンが豊富なので、一緒に食べる方が身体にはいいのです。


」もできれば、大きな魚の切り身よりも、小魚のように頭も内臓も丸ごと食べる方がバランスがよいのです。


現代の食事では、「みかんを食べる」と言えば、皮を剥いて実だけを食べることを、「肉や魚を食べる」と言えば、切り身を食べることを意味しますよね。


でもね、中国の古来からの考えでは、食品の一部だけを食べることを良しとしていなかったので、「みかん」であれば、実を食べ、皮は陳皮として薬用にし、白い筋や種などにも利用価値を認めているんです。


肉や魚もまた同じです。


私の父の出身である沖縄は、中国に近いからかな?「ぶた肉」をよく食べますが、切り身だけでなく内臓、足、耳、皮など頭からしっぽまですべて食べます。


そうやって、食物の一部分だけを食べるのではなく、食物の本来の力を丸ごと全部いただくことで、初めてバランス食となるのですね。


古い考えのようだけど、捨てずに有効に利用できれば環境問題にもつながるかも知れませんね。


ただ、今の時代は農薬など有害な物質が付着している問題もあるので、よく洗う、無農薬や有機野菜を買うなど、工夫も必要です。


食物を食べると言うことは、その食物の持っている生命力をいただくこと


感謝の気持ちを忘れずに、大切にしたい考え方ですキラキラ