グローバリズムの誤解1
日本の企業が買収したり、買収されたり・・・。
買収した企業を手放し、利益を得たりなど。
それを、さも投資が悪い行動のように報道されたりもします。
ですが、双方で交わした契約なのです。当然好条件なところと契約するでしょう。
しかし、相手が外資であるというだけで、特別な意味を持たされてしまう。
いかに人が不合理とはいえ、理不尽ですらある。
と、野口旭氏は「グローバル経済を学ぶ」冒頭で述べます。
誤解1国際競争力など無い
P56「国際競争力などという概念は明確には存在しない。経常収支は国際競争力を反映して決まるという考えは誤りである。国際競争力なるものは、国家を企業のようにに見立てて、貿易を市場をめぐる勝つか巻けるかのゼロ・サム的闘いと考えてしまうような、素人にありがちな誤った認識が生んだ幻影にすぎない」
つまり、同じ産業同士は、国内外問わず競争をしていますが、国を代表して競争しているということではありません。安価で高品質な製品などが市場で支持されることに変わりは無いのです。
誤解2比較優位は絶対優位ではない
P73「グローバル経済についての一般通念の中に見られる最も典型的な誤りは、ある産業の生産性が高ければ高いほど、その産業の「国際競争力」が高くなるだろうという考え方です。」
比較優位は、どの財でも生産性が高く他国より絶対優位だったとしても、分業したほうが効率がいいということです。
よくアインシュタインと秘書の例がありますが、研究も秘書の仕事も、どちらともアインシュタインのほうが優れていたとしても、アインシュタインは得意な研究をした方が、秘書の仕事は、その能力がアインシュタインより劣っていても、一人で全部をこなすよりも分業したほうが、より効率的となるのです。
買収した企業を手放し、利益を得たりなど。
それを、さも投資が悪い行動のように報道されたりもします。
ですが、双方で交わした契約なのです。当然好条件なところと契約するでしょう。
しかし、相手が外資であるというだけで、特別な意味を持たされてしまう。
いかに人が不合理とはいえ、理不尽ですらある。
と、野口旭氏は「グローバル経済を学ぶ」冒頭で述べます。
誤解1国際競争力など無い
P56「国際競争力などという概念は明確には存在しない。経常収支は国際競争力を反映して決まるという考えは誤りである。国際競争力なるものは、国家を企業のようにに見立てて、貿易を市場をめぐる勝つか巻けるかのゼロ・サム的闘いと考えてしまうような、素人にありがちな誤った認識が生んだ幻影にすぎない」
つまり、同じ産業同士は、国内外問わず競争をしていますが、国を代表して競争しているということではありません。安価で高品質な製品などが市場で支持されることに変わりは無いのです。
誤解2比較優位は絶対優位ではない
P73「グローバル経済についての一般通念の中に見られる最も典型的な誤りは、ある産業の生産性が高ければ高いほど、その産業の「国際競争力」が高くなるだろうという考え方です。」
比較優位は、どの財でも生産性が高く他国より絶対優位だったとしても、分業したほうが効率がいいということです。
よくアインシュタインと秘書の例がありますが、研究も秘書の仕事も、どちらともアインシュタインのほうが優れていたとしても、アインシュタインは得意な研究をした方が、秘書の仕事は、その能力がアインシュタインより劣っていても、一人で全部をこなすよりも分業したほうが、より効率的となるのです。