人の一生は
重荷を負うて、遠き道を行くがごとし
急ぐべからず
不自由を、常と思えば不足なし
心に望みおこらば、困窮したる時を思い出すべし
堪忍は、無事のいしずえ
怒りは、敵と思え
勝つことばかりを知って、負くることを知らざれば、
害、其の身に到る
己を責めて、人を責めるな
及ばざるは、過ぎたるに優れり
慶長八年正月十五日
支配側から見れば被支配層がみんなこんな感じだったらやりやすいだろう。
しかし人の本質はそんなに重くないし深刻でもないと感じはじめた人がたくさんいる。
軽やかで穏やかで深い喜びに満ちた本質で生きることの素晴らしさを。
昭和の最後の夏に家を建てました。
まったく見知らぬ土地に引っ越して平成とともにこの家と遠き道を歩いてきました。
住宅ローンの金利の変動に返済額が大幅に増えて支出や生活パターンを変えざるを得ない日々もありました。
家を建ててもメンテナンスは必要。
改築をしたり、外壁の塗り替えや屋根の葺き替え。
メーカーに言わせれば最後のメンテナンスである外壁の塗り替えとシーリング工事が今日終了して、若い職人たちが足場を片付けて3週間家の周りを取り囲んでいた足場がなくなりスッキリしました。
すっきりした家を眺めて、考えてみれば荷物を背負って歩いてきたなぁと思います。
外観は綺麗になっても家の中には30年(いや引っ越す前から)溜まった荷物が多数詰まっています。
春分から始まり夏至を目前にして重き荷を降ろし身軽になって歩きはじめた人がぼくの周りにはずいぶんいます。
長年勤めた会社員生活からフリーランスのヨガインストラクターになって色々手放し身軽になった気になっていたぼくは皆さんが軽やかになるこの時期に古い記憶やその時の感情感覚が湧き出てきて澄んでいた池の水がずいぶん濁っていったような感じです。
これも浄化のひとつ。
家の中の荷物を片付けていくことで重き荷を手放し、軽やかに道を歩いて行きたいと改めて思います。
人生は軽やかに歩く散歩道。
道端には可愛い花が咲き、雲は流れ、夕陽は綺麗に輝く。
さあ一緒に散歩に出かけよう
マイケルジャクソンとダイアナロスも歌ってるよ♫