雨に濡れても | 「らくがきらぼんば 」ヨガインストラクターらぼんばの日常の一コマの絵日記、音日記。

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「らぼんば」ことヨガインストラクター桧山芳臣の日常の一コマの絵日記、音日記。
   

会社員時代に「遠い太鼓」というブログを書いた。
http://ameblo.jp/labomba0009/entry-11415708623.html

ふと立ち止まると遠くから太鼓の音が迫ってくるような気がしてならなかった。


「明日に向かって撃て」
人生の中でたくさんの映画を観たがベスト3のうちの一本だ。
なぜだかわからないけど、この映画が大好きだ。

映画チャンネルでオンエアしているのを偶然観た。映画館にもなんども足を運んだしVHSでもDVDでも何回も観ている映画。途中からでもすっと入っていける。





列車強盗で羽振りのよかったブッチとサンダンスにも翳りが表れこれからの展開にも疑問が出てきたころ、謎の追っ手に追われることになる。
数頭の馬が一糸乱れず昼夜を問わず、ペースも乱さず近づいてくる。


「誰なんだ。あいつらは?」
ふたりの口から何度も発せられる同じ台詞。


オクラホマからは出ないと言われていた伝説の追跡の達人インディアン、ワイオミングから出ないと言われていた最も手強い保安官。
保安官の被る白いストローハットがじわりじわりと近づいている。

草原を走り

馬を捨て

岩を登り

渓谷に飛び込み

異国にまで渡り


それでも近づいてくる白い麦わら帽子…。


老いることなどは無縁と思っている青春時代。
既存の大人社会に迎合するなんてまっぴらだと抵抗し逃げ回る。

いつしか青春は去り、知らぬ間にあれだけ嫌っていた大人社会の一員として呼吸している自分に気づく。

あの頃の燃えかすのようなものが太鼓を叩き白いストローハットで追いかけてくる。



そして、今。

いつの時代でも止むことのなかった遠い太鼓は、いまなりを潜めているのかこのところ聞こえてきたことはない。

人を殺して逃げている夢を見ることもない。




あの頃、殺してきた自分自身の置き去りにしてきた魂と逢っているのかもしれない。


Raindrops keep falling on my head 
but doesn't mean my eyes will soon 
be turning red 
crying's not for me, 'cause 
i'm never gonna stop the rain by complaining 
because i'm free 
nothing's worrying me 


https://www.youtube.com/watch?v=mFvqHri0SZI