人口津波 | 「らくがきらぼんば 」ヨガインストラクターらぼんばの日常の一コマの絵日記、音日記。

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「らぼんば」ことヨガインストラクター桧山芳臣の日常の一コマの絵日記、音日記。
   

この地球は誰のもの?

人類が支配しているような錯覚をしているが、お金という地球人しか使えないモノでこの地球の一部を売り買いしてお金を儲け、不必要に美味いものを食い太り、痩せる為に高いお金を払ってスポーツジムに通う。

現代の通貨システムを考えた人は誠にすごいものを作ったものだ。核兵器なんて問題にならない。



今住んでいる場所に土地を買って家を建てローンに縛られ働いて来た。

自分の家に住むとしたくなるのが芝生。
これは早速1年目から張り、今は張り替えて二代目になる。

次は犬。
これはひょんなぐうぜんから始まった。

うちの周りを流れる水路に犬が迷い込んでいたのを助け上げたのが始まりだった。
それから20年以上、犬と生活している。

旅行はもちろん留守もままならない不自由さはあるけど、可愛い柴犬に囲まれて暮らすのは悪くない。

代々のうちの犬たちのお散歩&うんち&おしっこ場所としてお気に入りだった近所の森がなくなった。


宅地化するらしい。
木が倒されて広がる地面を眺めると結構広いのでまたまた業者がマッチ箱のような家をレゴ細工のようにきっちきちにはめ込むんだろうなぁ。

この森は引っ越して来た時から森だったので30年~50年は森として近所の犬のおしっこ場として使われていたと思われる。
この大きな木には様々な鳥が巣を作り、狸や蛇などの小動物、カブトやクワガタなどの昆虫の住処として家賃敷金礼金なども取らずに住まわせてくれていた。


次は年収ギリギリいっぱい借りて一生払い続けるようなローンを組む貧乏サラリーマンの家庭の為に使われる。

小規模とは言え森になるには何十年かかかる、そして森として30年以上生きて来たあの場所がほんの数日でただの空き地になってしまった。

もったいないなぁと思う気持ちもあるし、地主としてはやむを得ない事情もあるんだろうかなどと想像したりする。

そんな事より、第一印象で感じてしまったのがあの大震災での津波。
ちょうど311から3年目という事で各局がドキュメンタリーやニュースであの津波の映像を流していた。

津波は数日どころか一瞬にして街も森も港も堤防も畑も空き地にしてしまった。

近所にはまだ森は残っているが本当に続々と宅地化もしくは菜園用の分譲地として開発されている。

ゴミの不法投棄や暗い道での痴漢、張り出した枝にトラックがぶつかる騒音振動などと問題はもちろんあった。
新しい家が建てば若いファミリーが新しい家庭をつくるし、菜園には色んな野菜が育つ。
でも、夏になるとその場所だけ2℃は低いと思われる涼しい風が吹き、色んな鳥の声が聞こえたあの森を作るには少なくとも20年や30年の時間と家が何十軒も建てられる広い場所が必要になる。

そして、ブルドーザーやユンボが入って木を倒し土地を均す工事が始まるとまた、あの津波を思い出してしまうんだろうなぁ。

津波の跡にも新しい何かは訪れる。

今日の強い南風は春一番の可能性が高いそうだ。
今朝、うぐいすの声を聴いた。



春一番


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