犬を洗って、大量に抜けたベージュ色の被毛を片付けながら思う。
この毛は柴犬ミニなんだろうか?
抜けたらもうミニの一部ではないのか?
そもそもミニはわしの宇宙での存在。
この宇宙では抜けた毛も玄関ポーチの干涸びたヤモリの死骸も部屋のすみのホコリもわし自身。
中村天風は言った。
「自己というものを無限大に考えてよい。
霊智によってつくられ、宇宙の中に最もすぐれたものとして自分はつくられたのだという事実を、断固として信念しなければいけない。」
どこまでが自分だろうという考え。
突き詰めて行くと、全ては自分でこの宇宙の登場人物・モノ・実体のないもの・意識・美しいもの・邪悪なもの…全宇宙は自分自身であるとなる。
正しいか間違いかのジャッジをするものではないだろうが、この考えは間違っていないんではないかと思う。
光が400億年以上かかってやっと辿り着く宇宙の縁。
その縁も光が進む間に徐々に遠くなっているという。
意識はその遠いところまで一瞬で飛ぶ。
あらゆるところに一瞬で。
意識に時間と言う概念は存在しない。
時間などというくだらないものに縛られているのは人間だけ。
鳥も花も犬もヒッグス粒子にも時間などという概念は存在しない。
過去は幻想に過ぎず、未来は妄想に過ぎない。
今、が次々に来ては去るだけ。
この宇宙の創造主である自分自身。
ではなぜ、パレスチナの子供は殺され、小さな島の取り合いが政治問題外交問題になり、福島の海は今も高濃度の放射能で汚染されるのか?
誰かの宇宙には政治も時間も過去も未来もないのだろうか?
誰かの宇宙は大震災も原子力発電所の事故も大津波も洪水もないのか?
そんな宇宙に生きている人もいるのか?
http://www.youtube.com/watch?v=B9aUeRXSCpM
戯言のようなブログを読んだらしばらく目をつぶって宇宙の音に浸ってみましょう。
※ 毎週月曜日夜7時15分にLotus8でお待ちしています。
自分自身の大宇宙に自分自身を委ねる90分。
http://www.lotus8.co.jp/regular/teacher/354.html
15日祝日も通常通り開催します。
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