2013年3月10日 夏日のち黄色い空
ヨガで悩んでいるならヨガが解決してくれる。
第6期Lotus8養成生3人でとにかく何かしようと始めた「人形町ヨガの会」
1回目のクラスを無事開催することができた。
11名の参加者。
それほど広くない和室にマットがぎっしり、ほとんど始めての方も超ヴェテランの方まで、知り合いを中心にお友達も連れてきていただきとてもいい時間を過ごすことができた。
というのは講師側からの感想。
生徒側の正直なところを聞いてみたい。
今年一番の陽気に足取りも軽く人形町駅から久松町区民館へ。
障子や襖を外し、アロマを炊いて部屋の準備。
設置された音響設備への接続もOK、BossaNovaをかけて軽やかな場を作る。
さてと、シークエンスの最終確認をしていると一番目のお客様登場。
迎え入れて続けていると、続々と集まってくる。
三々五々こうやって集まってくる雰囲気が妙に好きなんだよな。
勝手にフェリーニのラストシーンと呼んでいる。
映画「あの夏一番静かな海」も小説「彼のオートバイ彼女の島」もそんなラストシーンだった。
集まってくる。それだけでいい。
でも、今日は集まるだけではなくひよっこ新米ティーチャーの初クラスなのだ。
ヨガをして呼吸をして、感じてももらわないといけない。
最近よく見る顔、昨日会った顔、ずいぶん久しぶりの顔、初めて会う顔、話をしているだけでヨギーっていいなって思う。
なんというか受身じゃなくてそれぞれがそれぞれ自分自身で場を作っている。意図しているのか無意識なのかわからないけどエネルギーを発している。
このエネルギーを感じたくてわざわざ電車に乗ってお金を払ってヨガをしに行くんだよな。
ティーチャはその場の中心にいるべきなのかそれとも脇で支えるのか、その答えはよくわからない。
それでも3人の新米はエネルギーを発した。
まずはほぐしパートのマーリー。
足の先から下腿部太ももとマッサージして下半身からほぐしていく。腕を上げて肩甲骨や体側を伸ばす。猫のポーズで背骨も柔らかくする。
ただたどしい誘導にみんなついてきてくれてる。さすが。
ゆったりとした太陽礼拝。
タダーアサナでバトンタッチ。
続いてわしのヴィンヤサパート。
ゆっくりと太陽礼拝Aを誘導。
しっかりプランクもアップドッグもやってもらう。慣れない女性はちょっときつそうだったけどちょっときついのも狙ったところ。ヴェテランは物足りなかったかも。
Aを3回やって、トリコナアサナ、ヴィラバドラ2、パールシバコナアサナ。
ヴィンヤサでつないぐので腕立てを何回したことか。
最後はヴリクシャーアサナでバランスポーズにチャレンジしてもらってラストのヴィンヤサ。
チャイルドポーズでバトンタッチ。
ラストはムーちゃんの座りおよび寝ポーズ。
順番は配偶者の名前の順で決めたんだけどこのラストパートが誘導的には一番難しい。
知ってる人はアサナの名前を言えばポーズに入れるけど、知らない人に言葉で説明するのは結構難しいのだ。
立ちポーズならやって見せればわかってもらえるけどみんな寝てると見えないし。
苦労しつつもむーちゃんマリーチC、セツバンダアサナ、マツヤアサナといろんなポーズを取り入れまーリーとわしもお手伝いしてシャヴァーサナへ。
用意してきたシークエンスをプログラム通りにやれるのも大切だが時間通りに進めるのも大切な要素。
3人とも時間管理はちゃんとしていた。
この部分だけは愛さんに勝った?
BGMもそれぞれ長さにあわせて準備してきたので余裕でシャヴァーサナへ導入できた。
ところで本日のテーマは「呼吸を深めて、気持ちのよい週末にしよう」。
極端な言い方をすればポーズの形は二の次にしてとにかく目いっぱい呼吸をしようということにフォーカスしたつもり。
無意識でもやってる呼吸を意識して呼吸がどこまで届いているか。
酸素や二酸化炭素だけでなく何を吸って何を吐いているか、フィジカル的にもメンタル的にもスピリチュアル的にも非常に奥深い永遠のテーマ。
新たな呼吸への気づきがあればもうそれだけで十分なんだけど。
シャヴァーサナ明けには少しの時間座って呼吸を感じて、明日で2年になる311に思いを馳せた。
その後時間のある人だけでカナピナまで歩いてみんなでカレーランチ。
いろんな話が出来て、これから新たなつながりにも発展しそうな話もいろいろ。
ランチの後は黄色くなった不気味な空を眺めながら、カフェに移動して3人で反省会。
反省点は考えれば考えるほど出てくる出てくる。
運営的な話、クラスの進め方、アシスト・アジャストについて、言葉の使い方、時間の使い方、心の持ちよう...。
ほんと、すごい世界に足を踏み入れたものだ。
とはいえ、参加者のみなさんには本当に感謝です。
呼吸を深めて、気持ちのよい週末になったでしょうか?
心はヨガが座る場所、それぞれの心にそれぞれのヨガが座りますように。