道案内のアイデアをご紹介します。
小5 New HorizonのUnit 5 starting outでは、いきなりgo straight, turn right, leftに加え、for three blocksやat the first cornerなどが出てきて、子どもたちは混乱すると思います。
なので、「まず教科書の内容を聞いてみよう」よりは、遊びながら道案内の英語表現に慣れる時間があるといいと思います。
次に紹介するのは、私が勤める愛知県一宮市の研修で習った「宝探し」のアクティビティです。
① 宝探しをすることを伝える。教室の前後、左右の壁にそれぞれ違った宝の絵を貼る。
② 教師が3つの指示(go straight, turn left, turn right)で宝まで案内することを伝える。
③ 子どもたちは起立し、指示通りに体の向きを変える。そのとき、指示をリピートさせる。
go straightは足踏み2回、turn rightは rightで右向け右、turn leftはleftで左向け左。
④ 何度か繰り返し、あちこちへ体を向けさせたらstop!(子どももstop!)
⑤ 最後は You can see it on your right (or left). (子どもリピート You can see it on your right.)で右を向き、壁に貼ってある宝を確認する。
慣れたらバージョンアップで、for three blocksを取り入れる。for three blocksのときは、3回go straightとリピートする。
子どもに先生役をやらせてもいいし、リズムボックスを使ってスピードアップしてもいいです。
また、in, on, under, byは所作を使って体で覚えさせるといいと思います。
YouTubeに所作を使った歌などが出ていますので参考にしてください。
ただし、
A cat is in the box.を日本語の語順に引っ張られて平気で
A box is in the cat.と言いますので、inが「中に」という意味ということを教えるだけでは定着しません。
子どもに身近なもので動作をつけて何度も練習するといいと思います。
私は、A ring is in the box. にしようかと思っています。(指輪のところで指をOKにして、in the boxはコップを持つようにした左手に右手を入れるしぐさ)
A cat is in the box.を大きな動作でやるのもいいかもしれませんね。(猫のポーズをして、箱に入っている動作。onは飛び乗り、underは重そうにして、byは体を寄せてもおもしろいかも)
新出事項が多い時にはstarting outでしっかり理解して、activitiesで慣れるまで使うということが大切だと思います。それなしで「評価を取るから言ってごらん」と言われてもその場しのぎの丸暗記を披露するだけになってしまいます。
英語はコミュニケーションのツールなので、これ(既習事項)を使って伝えたいという気持ちにさせられるようにできたらと思っています。
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