お、お久しぶりです。
ずいぶんと放置してしまい、もはや誰も見ていないでしょうが、やはり止めるにしてもそのままフェードアウトするのは、良くしてくれた人達に申し訳無さすぎので、少し語らせてもらいます。
ふぅ。
このブログに最後にアップしてもうすぐ2年。
最後はギョウジャニンニク山行の記録ですね。
小学生時代からのツレ達との楽しい山行でした。
あの中一人、破天荒で危なっかしいと紹介した友人が昨年山で亡くなりました。
ソロで道迷いからの滑落。
界隈では日帰りでは比較的難しい山として認知されていて、過去にも多くの遭難が発生している山でした。
当人の希望もあり、仲間でトライしようとしていた日の天候が悪く、計画が流れたかに思えた数日前、突然の単独行。
LINE が既読にならない事で異変に気付き親御さんに聞いた時には捜索は始まっていました。
言さんに紹介してもらい、民間の捜索団体マウンテンワークさんを即日手配、静岡労山の佐藤さん、本田さん、山仲間からKSI君にSIC君、皆に協力してもらい捜索に参加。
初めて目の当たりにする現実、捜索から遺体発見、その後。
友人としての思い、喪失感。経験者として予防できたんじゃないかという後悔、そもそも登山と言う趣味をより難しい方向に誘い込んでしまったかもしれないと言う思い。故人の家族の思い。より危険な山に入る僕の家族の思い。
このブログを書く上で、散々山の魅力と共に訴えてきた危険性。この出来事を避けては通れない、でも思考がまとまらず、何を書いていいのかわからずフリーズしてしまう。
そんな一年でした。
先日、友人の命日に発見現場への追悼登山へ行きました。
YAMAPから提供された友人のGPSログにより、夜中も歩きまわっていた事がわかっています。
現場で一泊しながら、当時の友人の心境に思いを馳せたり、友人の思い出話をして過ごしました。
気持ちか整理出来たかはよく分かりません。
事件以降は深山にソロで入る事はありませんでした。
捜索に参加した時の嫁さんの反応を思うと、危険を承知で単独行するのも憚られます。
言いたい事は分かるし、ド正論。
どんなに対策しても、注意をはらっても完全に安全にはなりえない。
でもゴメン!やめられねー!
正直、単独行に対する恐怖感は以前と変わらないし、魅力の方が勝る。
自分は大丈夫と思い上がってもないし、でも毎回無事に帰ると約束もする。
だから、また山に行きます。