この本のタイトルを見た瞬間、ビビっときて即買いしました。
『正義』って聞くと、ちょっと構えすぎな感じですが、
私たちのほんとに身近なところに『正義』に関わる問題はいっぱい溢れています。
ところで、経営者の一番大事な仕事は判断ですが、
その判断に『正義』が入ってるかどうかは、とても大切な問題です。
判断、間違わないようにしたいです。
そのためには『正義』のフィルターを通すべきだと思うんです。
正義のフィルターは3つ
幸福の最大化
自由の尊重
美徳の促進
だそうです。
この本に出てくる例のひとつに
高額所得者に多額の税金を課すのはどうかという問題がありました。
さぁ、どうでしょうか?
低所得者層に税金が分配され、一見平等に感じますが、
高額所得者からすると、頑張って稼いだ自分の所得を政府に取り上げられるのは、
自分の所得を自分で処分する自由を奪われたことになり、逆に平等ではないと言えます。
またこの政策は満遍なくみんなが幸せになる感じがしますが、
頑張って働く人のやる気を奪う側面もありますし、
高額所得者が税率の安い海外に籍を移し、結果税収が減ることも考えられます。
そしてまた、この政策が道徳的感情としてどうかというのもポイントです。
この例以外でも
高速道路の無料化や、子供手当てについてなども、
この3つの観点から考えてみてはいかがでしょうか?
『正義』について考えてみると、
自分の考えが客観的に気付けて面白いですね。
自分はいったいどんなフィルターを通して物事を見てるんでしょうね?
それが解れば、自分のことが理解できるし、これからの選択をより正しくできることと思います。
物事に対してはへんな色メガメで見ないことが大切だと思いますが、
私も含めてみんな自分のこだわりのフィルターを通しています。
それが透明になるようにしたいですね。
ラ・ブレスでは『人の和を大切にする』というイズムがありまして、
スタッフによくこんな話をします。
例えばA君のことが苦手で、A君の○○なとこが嫌だとします。
でもそれは絶対的なものじゃなく相対的なものなんだよ。
お母さんから見たA君、親友から見たA君、彼女から見たA君、上司から見たA君、部下から見たA君……
全て同じA君なのに、
A君ってどんな人?って聞いた時、
みんな答えが違うでしょ。
それはなんで?
A君を見る人のフィルターが違うからでしょ。
人間関係の改善は全て自分側に解決の糸口がある。
それが分からないとダメ。
相手のせいにしてたらダメ。
まずは自分のフィルターをクリアにして、相手を認めることから始めないと。
それが『抽象度を上げる』ということですね。
ちょっと話がそれましたが、
自分の言動や判断が常に『正義』であるように生きたいです。
そのため、心のフィルターをクリアにして
へんなこだわりを捨て、
全てを受け入れられる人になりたいです。
みんなの幸福が最大化し、自由を尊重し、美徳である選択をしていきたいです。
ブレスの経営理念である真・善・美を追及していきたいたいです。
La Bless ラ・ブレス 阿倍野 住之江 美容室 木村博次
