
昨日は東大阪と奈良で3店舗のサロンオーナー
チャンプの前田さんと《天田》さんに行ってきました。
前田さんは、父が経営してたサロン出身で、
僕が学生の頃から知っています。
当時はあんまり接点がなかったのですが、
お互いサロン経営者になってからは、仲良くしてもらってます。
年は僕よりひとつ上なんですが、
10歳くらい上と思える程、
僕よりしっかりしてはります。
僕のことを『お前はなぁ~』とぼろかすに怒ってくれる、いいお兄ちゃんです。
大人になったら、誰も叱ってくれないですもんね。
数少ない貴重な人です。
前田さんは、知識、考え方、行動力がすごくて、
前田さんと話していると、
自分のなまぬるさが嫌になるくらい。
心から尊敬しています。
そんな前田さんと、《天田》さんに行きました。
天田さんは、約3年前に天王寺駅北側にオープンした和食店です。
いつも、天王寺でおいしいお店紹介してと言われたら、
一番におすすめしているお店です。
天田の大将・天田さんの実家は
大阪の高級寿司店専門に魚を卸している魚屋さん。
だから、お店では、その旬のとびきりの魚を出してくれます。

今の旬は
生のとり貝
それをさっと炙って、貝の甘さを引き出します。
そして、生のほたるいか
ほたるいかは、すぐ鮮度が落ちるので、新鮮な生はかなりレアです。

鯛の子は本ちゃんの鯛の子!
本ちゃんというのは、鯛の子は今の時期しかないから。
普通スーパーで売ってる鯛の子は実は真たらの子
たらことして売ってるのは、真たらではなく、スケトウダラの子です。

お魚だけでなく、こんなのも絶品です。
普段こんなグルメリポートはしないんですが、
今回こうして天田さんをご紹介するのには、
訳があります。
先月、天田さんのご主人が亡くなりました。
32歳の若さです。
29歳で天田をオープンした時からご自分の病を知ってたそうです。
阿倍野店オープンの日には、天田さんのお母さんが
カットに来てくれましたし、
ご本人もずっとラ・ブレスに通って下さってました。
奥様もよく知ってるし、
ほんといいお付き合いをさせて頂いてたので、
寂しくてたまりません。
ご主人亡き後、天田の奥様、スタッフさんはどうするんだろうか・・・
って気にしてましたら、
営業再開のお知らせを頂きました。
すぐお店に行って励ましたいって思い、駆けつけました。
相変わらずの満席で、スタッフさんも生き生き働いてました。
すごくうれしくて、涙をこらえてお食事をいただきました。

写真のお蕎麦はスタッフの真鍋くんが打った
限定4食の手打ち蕎麦
まずはお塩だけでいただきます。
天田のご主人も2年前から蕎麦打ちを習い始めて、
通う度に
だんだん進化していくお蕎麦を
楽しませてもらってました。
その技をご主人は亡くなる前に真鍋くんに伝授したそうです。
なんとも言えない想いのこもったお蕎麦。
ご主人の笑顔が頭に浮かびます。
今の僕に出来る事、
それは、こうして天田さんをみなさんにご紹介すること。
天田さんがずっとずっとお客様でいっぱいなように・・・
天田の奥様、スタッフを心から応援します。
La Blessラ・ブレス 天王寺 阿倍野 住之江 美容院 木村博次