
今週の月曜日はミルボンスタジオで
カーブドカットと女性像デザインについての
セミナーをさせて頂きました。
まずはモデルさんをみんなでカウンセリング。
はっきり言うとカットでは、ここが一番大事。
美容師はカットというと、《切ること》って思うかもしれないけど、
実は切る前に《どんなイメージを描くか》の方が、もっと大事!!
当たり前ですよね。
特に美容師じゃない方からすると、当然ですよね!!
でも、その当たり前が出来てない、わかってない美容師が実に多いと思います。
じゃあ、そのためにどうしたらいいのかというと・・・
やっぱり、デザインの勉強ですよね。
骨格、顔型、顔立ち・・・
トレンド
ファッション
そして、心理学
お客様が《どんな自分になりたいか》っていう心理をつかまないと
いいデザインは出来ないです。
それがまず最初にあって、
それを発揮させるためには、
従来のマニュアルカットじゃできないでしょ、
だから、お客様と対話しながらカットする
《カーブドカット》がこれからの時代には必要なんだということです。
そして、もっともっと感性を高めて、
お客様の素材を生かして、
いいヘアデザインをいっぱい作っていきたいです。
この日のモデルさんはこんな感じにカットさせて頂きました。

①まずイメージする
インフレーム(顔周りのデザイン)とアウトフレーム(シルエット)をどうするか?
インフレームでは、
どうやって目を引き立たせるか。
目尻はしっかり押さえる
おでこは肌の見せ方を工夫する。
ほほ骨のカバー
あご~えらのラインの見せ方
アウトフレームでは、
ウエイトの位置とトップの高さのバランスから、
いかに輪郭をきれいにみせるか?
顔立ちとの調和
ボディバランスとの調和
などなど、考慮しながら、イメージし、
それをお客様の心理状態とすり合わせる。
お客様の心理状態は
普段読んでる雑誌・その日のファッション
かわいいorきれいorかっこいい
やわらかい・ソフト・ナチュラル・キュート・・・・
などのキーワードから連想します。
②イメージを形にする。
髪質・生え癖・骨格・輪郭を見ながら、
鏡の中に映るお客様のヘアスタイルを
イメージしたインフレームとアウトフレームに近づけていく。
そして、テクスチャーやディテールを作っていく。
このようにカットしながら、
お客様の《なりたい自分》をヘアデザインで表現する
そんな仕事を毎日していきたいと思います。
貴重なお休みを私のセミナーに付き合って下さった皆様
ありがとうございました。
La Bless ラブレス ブレス 美容室 阿倍野 住之江 ヘッドスパ 木村ひろ