中小企業の人事制度 「やっぱり人ですね」::ラボ・ジャパン株式会社 専務取締役 佐藤なな子ブログ -3ページ目

実は当社は「親」の教育をやっている

今年の冒頭に、当社代表の藤田が、

「教育」についての熱い想いを語っていました。


当社は企業人教育を行う研修会社です。

しかし、スキルややり方を提供するのではなく、

人間関係や人間性を土台に置いた、

一見すると、泥臭くも見える研修を行っています。


もちろん研修ですから、精神論や根性論では、

受講者や企業の成長にはつながりません。


行動科学をベースにし、根拠ある提示を常に心がけ、

研修がイニシャルコスト、つまり投資になるよう、

成果の追及にも励みます。


今日は、当社代表の藤田の言葉を、

引用抜粋してお伝えいたします。


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「いままで、クライアント様の経営者や従業員に、

“どしゃ降りの時にこそ、外に出よう”と、言い続けてきた。


昨年の震災で、いくつかの企業から、感謝の言葉を頂いた。


苦しい時、外に打って出ていて、本当に良かった。

これまで大変な中、“準備”をしていたんだと、実感した。


と。



当社のお客様は、順風満帆な企業様ばかりではない。

従業員教育をしようにも、本当に難しい中、

ひねり出して、絞り出して、

研修費用を捻出して下さった企業様もいらっしゃる。


そんな企業様が、そう言って下さった。

当社が、ようやく正しい事をしてきたのだと証明された。


そして、大変な時にこそ、人に投資をしようとする企業様と、

お付き合いが、常にできる企業であらねばならないと、

あらためて、ネジを締め直したい」



「当社は、なぜ教育事業をしているのか。

大げさに言えば、日本を良くしていきたいのです。


具体的に何をするのか?

それは、次世代に責任を持って渡せる国づくりです。


今、果たして、この時代が、胸を張れる時代なのか?

そう問われると、心もとない。それではいけないのです。


この先も、間違いのない世の中として、

バトンタッチしていきたい。


そしてそれは、学校教育の問題だけではない。


足りない部分も、もちろん多々あるのだろうが、

実は、問題になるのは「親」なのです。


そして実は、当社は「親」の教育をやっている。

父として、母として、地域の大人として。


その根底となるのが、人間力なんです。


組織の中で、部下や後輩をしっかり育てていける人財は、

家庭でも、地域でも、次世代を育てていける。


企業人教育は、社会人教育を、

全く切り離して考える事はできない」



「企業を強くする事は、

日本という国を強くする事でもある。


我々は、企業人教育を間違えてはいけない。

単なる利益教育をするのではないのだ。


なぜ、利益を確保する事が大切なのか、

その根本を外したまま、利益の取り方を教える教育は、

してはならない。


それが、日本の国力を低下させるのだ。


もう、そんな時代ではない。

そんな考え方は、それこそ時代遅れだ。


日本の中だけで考えると、

リーダー不在でも危機感がないが、

国境が徐々になるなりボーダレスな時代が

リアルに来ている今、

日本国を自立・自律していける場づくりが必要。


だから、企業をもっともっと強くしたい」


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仙台の一地方都市の研修会社。

その一講師である、代表の藤田は、

昨年、年間研修稼働が300日でした。


全国各地の企業様と、その従業員の皆様に、

このような想いで対峙させて頂いています。


今年も、ご提示する内容に磨きをかけて参ります!






“本気”

先日、商工会議所女性会の新年会にて、

久々に社会教育家・社会運動家の

後藤静香(せいこう)氏の詩を耳にする機会がありました。


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「本気」


本気ですれば

大抵のことは出来る


本気ですれば

何でも面白い


本気でしていると

誰かが助けてくれる


人間を幸福にするために

本気で働いているものは

みんな幸福で

みんな偉い


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後藤静香氏は、社会運動家として有名ですが、

一時期のスキャンダルで、後世はあまり

名を聞かないままになってしまったのだ、

と教えられました。


しかし、その言葉には力があり、

学生時代の悩む時期に、かなり傾倒した事があります。


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「支える力」


いのちをかけて
仕事をしてみよ

死なないことに、おどろく

かれは弱い
  

しかし、かれを支える力は

つよい


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「悦ぼう」


自分には苦しい無理をつづけても
人のためになるならば助けよう


いくじなしと思われても
言葉をやわらげ礼を厚うして
すべての人と仲よくしよう


それで馬鹿にされるなら
馬鹿にされて悦ぼう

悪に強い意地悪となって威張るより
善に強いいくじなしとなって
笑われよう


損をしても悦ぼう
そしられても罵られても悦ぼう

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「天職」


内閣は辞職もすべし
されど国民は辞せられず
  

天命によってこの国に生まる

国民たることは天職なり

われらが国民の義務をつくすは
正に天職を全うするなり
  

本務に忠なるもの
天もとよりこれを嘉(よみ)す


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愚直だが、心に響く。

久々に、心の炎が揺らぎました。

普通の人が普通に働いて成果を出せる、売れるしくみ

昨日はプロセスマネジメント大学仙台校の2クール目でした。

http://www.pm-college.jp/form_tohoku02.html

私は、この仙台校を盛り上げていきたい、

何よりも、プロセスマネジメントを、

もっともっと多くの企業様に導入して頂きたい!

と考えており、今年はそこに尽力していこうと思っています。


このプロセスマネジメントとは、

「普通の人が普通に働いて成果を出せる、売れる仕組み」。


結果を管理するのではなく、プロセスを見て、

チームで、組織で成果を出そう!という考えなのです。


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私は、フルコミ営業マンだった時代があります。

飛び込み訪問の、売り切り営業。


朝は5時に出社し、帰りは2時3時。

車の中で寝て、お風呂に入らない日が続く事も、

珍しくありませんでした。


数字があがらなければ

「根性を見せろ」「やる気をみせろ」


社内には訓示や精神論が、ところ狭しと貼られており、

出社してスグ、大声で読み上げる。


「十訓!」

「はいっ!ひとぉ~っつ!・・・」


でも、毎日新しい中途採用者が入社し、

毎日誰かが辞めていきました。


「缶ジュースを買いに行ってきます」

と言ったまま、いまだに帰ってこない人もいます(笑



自分自身が売って数字を上げている時には、

自分だけの問題ですから、良かったのですが、

チームを持ってからが大変でした。


断り文句の切り返しを教えても、

トークをいくら練習しても、

同行してフィードバックしても、

伸びない部下は、伸びない…


チームを持つ前は余裕があったのに、

チームを持って月末が近くなると、

自分のチームの数字を、自分が死にもの狂いであげる、

そんな日々が続きました。


・・・疲弊しました!


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研修業に入ってから、驚いたのは、

同じような営業スタイルの企業が、

大企業、中小企業問わずに、

数多く存在する、という事です!


出てしまった結果に対して

「いい」「ダメだ」と評価しても、

数字は全くあがりません。


ちょっと根性がついたスタッフが、

最後のチカラを振り絞って、

粘るので、ほんの一瞬の数字が出るだけです。


私は、その疲弊を知っているので、

プロセスマネジメントを知った時に、

心からの衝撃を受けました。


!そうだよね!


そして、実際に自社で、その考えを取り入れ、

業務効率がかなりあがりました。


また体系的なプロセスマネジメントを導入する前に、

同じ考え方で自社経営に乗り出し、

実際に業績を4倍以上に伸ばしています。


今年は、多くの方々に、この考えをお伝えして参ります。