正規雇用、非正規雇用。生涯賃金の格差
プレジデント2010年11月29日号の特集は
「給料崩壊」でした。
http://www.president.co.jp/pre/backnumber/2010/20101129/
かなり衝撃的な内容…
日本企業の弱体化、日本の弱体化が
一目瞭然です。
しかし・・・これは大企業の話。
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さて、昨日のキャリア教育コーディネーター育成講座にて、
「キャリア教育は必要なのか」という
根本的な話も話題に出ていましたが、
それに関連して「生涯賃金」について
少し触れようかと思います。
昨日の講座でも、中学・高校時代から、
雇用形態の差によって、生涯賃金格差がある事を、
きちんと金額を提示して生徒に伝える大切さ、
という話がありました。
確かに、生涯正規雇用と、生涯非正規では、
かなりの賃金格差があります。
少し古い一覧ですが、
下記に生涯賃金をまとめたものがあります。
★週刊ダイヤモンド 2009年2月7日号から
生涯正規雇用の大卒男性は2億6900万円。
生涯パート男性は6300万円。
もちろん、就社する企業規模にもよりますが、
それでもやはり雇用形態による格差は、
かなりある事は事実です。
逆を言えば、この金額は、
企業が1人当たりに支払う人件費でもあります。
雇用に関する法改正から目を離せない現在、
どのようになっていくのか・・・
またキャリア教育からいくと、
雇用形態による生涯獲得賃金は、
若い世代から正しく伝え、
政治や日本企業の競争力に関しても、
考えさせるべきなのではないかと思うのです。