ミシンの日だそうです。
我が家には色んなミシンがありますが、一番気に入っていてガンガン使っているのが、このシンガーミシン。
製造日がおそらく大正時代。購入されたのが戦前とのこと。10年ぐらい前にオークションで購入しました。出品者のお祖母さまが、大事に使ってらしたと言うエピソードも気に入っています。
きっと、毎回オイルを差して丁寧に扱っていたのでしょうね・・・
ちなみに、その時購入したままを使っているのではなく、結構改造してます。
ミシン台は木製の素敵なものでしたが、カバーが外れやすい上、かなり傷んでいたので、頑丈なプラスチックの台座と交換しました。細かいパーツもあちこちから調達して交換しました。
ちょっと煤けていたので、オイルを含んだ布で優しく拭いて磨きました。
シンガーのマークがそこそこ綺麗に残っていたのが幸いで、かなり美しくなりました。
さて、これは手回しミシンとなっていますが、この手回し器具をはずし(かんたんに外れます)、脚付きのミシン台に乗せて、ベルトを付ければ、(人力)足踏みミシンにもなります。
私は基本手動(人力)ミシンが好きなので、この直線縫いしか出来ないミシンが愛おしいです。
脚付きも持ってはいますが、場所が奥まった所に置いてあるので、なかなか使えないです。
足を前後に踏み、カタカタ鳴らしながら動くミシン・・・とても素敵で、懐かしい香りがします。
↑のミシンはハンドルを手回しして、左手でコントロールしながら縫うので、右利きの方はちょっと大変かも。私は基本両利きなので問題なし。
この時代の古いミシンは下糸の釜がダメになっていなければ、メンテ次第で使えるようになるそうです。なかなか壊れない頑丈なものです。もし釜がダメになっていても、アンティークミシンを修理してくださる業者がいらっしゃるので、依頼してみると良いと思います。
ボビンは今でも売っている家庭用の物。針も手芸店で売っています。ただし、横から糸を入れるタイプなので、よく見てくださいね。最近のミシンは前から糸を通して後ろに出すタイプの針が多いですから。
糸の通し方もシンプルでとても使いやすいミシンです。
何年か前にアックスヤマザ〇と言う会社がこれをモデルにした復刻版を発売したそうで、いまだにオークションとかで見かけます。
ただ、製品の品質がばらばらで、当たりはずれがあるそうなのでご注意を。