50年前の日本の犬は犬らしかった。
昔は遺伝的多様性が豊かで、無理な改良も少なく、自然な骨格や動き、性格が保たれていたため、健康面でも現在より安定しており、行動も穏やかでバランスの取れた犬が多く、まさに「犬らしい犬」が多かった。
もし50年前、あるいはそれ以前に効果的なフィラリア予防薬があったなら、
もっと多くの犬が健康に長生きし、「犬らしい」自然な姿を維持できていたかもしれません。
ここ数十年で、ショーや繁殖業界の基準が変わり、見た目の極端な改変が増えた結果、犬らしい自然な姿や性格、健康面が失われつつあるような気がする。
50年以上前の
つまりなんと半世紀以上前の
犬
引っ張っているのは誰?
私
三軒茶屋のお家の前で
なぜ、こういう事をおもい出したかというと、インスタでとある知り合いが、
犬の「可愛い」の裏にあるもの、考えたことありますか?
と問題提起をしていたから。
例えば、鼻ぺちゃで可愛いとされているが極度の短頭種は呼吸が大変。
とか皮膚が極度にたるんでいる犬種は皮膚病で悩んでいる等等。
個人的には、私は昔からピレネー犬が好きで、ネットができてからはフランスのブリーダーのピレを見ていたが、感じていたのは、犬が違う。
他の犬種も色々見ていたが、やっぱり 犬が違う。
主にヨーロッパのブリーダーの犬達を見ていたのだが、ずっと骨格、毛質、大きさ、問い合わせをした時に頂いた返事の犬の性格日本で昨今見る犬達と違う、と感じてた。
昨今、日本は大型超大型に関しては、飼いやすさが重視されて、小型化されその結果、骨格筋肉だけでなくて脳の発達、神経系のバランスに影響がでて、脳と体の成長バランスが崩れて、成長速度が不均衡になって、刺激に対する反応が過敏になっている子がいる。小型化で集中力がない、音や動きに過敏、興奮しやすくクールダウンが遅い(ADHDのような傾向がみられる)という問題が起こっている。
この小型化は限られた血統内で繰り返し交配されることが多く、遺伝的多様性が急速に失われる。免疫の弱さやホルモンバランスの乱れが精神面の不安定さに繋がり、大型犬本来の落ち着きが失われた犬も増えています。
さらに、日本は島国で国外から新しい血を入れるのが難しく、同じ血統が何度も掛け合わされる傾向があります。その結果、犬種本来の均整や機能美が失われ、健康や動きに合わない体型になってしまっている。
日本の場合、元々のこういったブリーディングの失敗での飼いにくさ、飼育困難犬を、飼い主の躾の悪さと威圧的に飼い主を押さえつけて、ブリーダーは知らん顔で済ませられる国。
一方、ヨーロッパでは改善に向けた具体的な取り組みが進んでいます:
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**イギリスのケネルクラブ(The Kennel Club)**は2009年に犬種基準および近親交配に関するルールを改訂し、ショーでは「健康であること」を評価基準に明記しました ウィキペディア+1。特定犬種(例:シャーペイ)については、過度なたるみが「望ましくない特徴」として規定されました ourdogs.co.uk。
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北欧(スウェーデン)では、スウェーデンケネルクラブ(SKK)が 行動と性格評価(BPH) を導入することで、繁殖の際に精神面の健全さも考慮しています ウィキペディア+1。
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キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルでは、欧州の一部で MRIによるCM/SM(キアリ様奇形・脊髄空洞症)スクリーニングを実施し、発症リスクの低い個体同士の繁殖を進めている事例もあります PMCRedditcavalierhealth.orgroyalspaniel.com。
日本ではこうした検査や基準の義務化はほぼ進んでいないようで、米国にも同様の問題は見られるそうです。欧州での取り組みは非常に進んでいて、学ぶべき点が多い用の感じます。
オーストラリアンシェパードも1970年代から80年代にかけて、米国で乱繁殖が横行した結果、遺伝子疾患が増えたそうです。
その後改良に改良を重ねて努力したのはやはり、欧州のブリーダーたちの力があったようです。
特にドイツ、オランダ、スウェーデンなどでは、遺伝的多様性を重視し、健康検査を厳格に行うブリーダーが多く、ケネルクラブも遺伝疾患のスクリーニングを推進。
欧州の優良ブリーダーから健康でバランスの取れた犬が輸入されることで、アメリカの犬種改良にも大きな影響を与えた。
米国でもAKC(アメリカン・ケネル・クラブ)やOF(Orthopedic Foundation for Animals)などが健康検査の普及を推進し、ブリーダーの意識も改善傾向にあつが、欧州の健康重視のブリーディングは一歩進んでいる面がある。
欧州のブリーダーとケネルクラブは、オーストラリアンシェパードの健康改良・遺伝疾患対策で非常に重要な役割を果たしていて、今のバランスの良い犬種の維持に貢献。
アメリカの良質なブリーダーは、欧州の取り組みがモデルとしている部分が大きい。
私は前からあまり米国の犬を信じていなく、だから英国ゴールデンを飼ってみたのだが、やはり日本での両親 祖父母等々になると、色々と飼ってみて疑問が多々噴出。
たまたま、パパはロシアからママはベラルーシから来たばかりの子犬を見つけて、
オーストラリアンシェパードの子犬をいただくことになったのだが、私が子供のころ飼っていた犬の犬らしさを感じる子だったし、やはり日本で言われるような健康の問題も今のところはないようだ。
やっぱり犬が違うと思ったヨーロッパのブリーダーさん達。
下記はピレ
https://www.duvaldepyrene.com/
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