御嶽山(登山編) | CHICK's rule ~anti SWEET女子道~

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最初、ロープウェイって聞いてたので、もうちょっと大きいものを想像してたのですが

スキー場のゴンドラと区分されるもの。そのものでした

実際に眼下に広がる、一般的スキー場の光景


さてさて、これで一気に7合目まで上ることができます


しかし、このロープウェイの問題点があるとするならば4時で終るということ

ということは9時から日帰りでいくならば、7時間で行って帰ってこなくてはならないのです

逃したら整備中のスキー場を、すべることなく歩いて降りてこなくてはならない

簡易のソリをもってこなかった自分を激しく後悔(ノ◇≦。)



7合目でも、すでに雲海が広がっています


しかし、冬の山の天気は、夏以上にかわりやすく、少しの変化がものすごい負担になることもあります

この奇跡の光景だけは目にやきつけておこう・・・




7合目で2150mだそうです


こっから1000m弱で山頂か!



MYバディの軽アイゼンを貸してもらい、ついでに吸収したレキのストックを冬用にバージョンアップしてもらい登山開始です。

8合目に到着するまでは、こんな山の中をザクザク歩いていくのですが

天気もいいし、すっごいキモチイイ!!思ったよりも寒くない~~! 汗かいてるわ~~ と余裕


しかし、雪山を侮るなかれ

本当の雪山の苛酷さをしったのは8合目からだったのです


8合目を堺に森林限界に突入

いっきに温度が低下し、どうしようもない寒さがおそってきます


吹雪まではいきませんが風が強いので、巻き上げられたパウダースノーが攻撃してきます


しかも9合目が近づくにつれ、雪もどんどん深くなり、前に歩いた人の足跡を頼りに登っていくのですが


そのルートが、本来のルートではないだろっ!!と疑わずにいられないスーパー直登ルート


斜面は急だし、雪は深くなるし、さらに、寒さが容赦なく襲ってくる


さっきまで全然平気だと思っていた、足の指の先から冷たくて凍ってしまいそう



9合目に必死の思いで到達したときには、視界も悪く、ふぶいてひどい状態でした


さらに、寒さも相当のものだったのか、さっきまでは「ははは、シャーベットになってるわ~~」


とリュックから通してきてる水を飲むチューブ(ハイドレーションシステム)の水が飲めない


チューブのところから凍ってしまってます


あと、まっすぐ登ったとしたら100メートル程度の距離にある御嶽山山頂


しかし9合目で12時半。


ロープウェイを考えると、あと30分で山頂に到達したいのですが、それもワタシの体力や

視界の悪さやら何やらを考えると無理かもしれない


でも、この判断は私からは言いにくい


だって、ここまで登ってきたのだもの。あとちょっとで山頂じゃない!

全部制覇しないと、また夏とかしんどい季節に戻ってくることを考えたら

のぼりきってしまったほうが後を考えると楽なんだけど・・・



と悩んでいたのですが、9合目の地点でMYバディから


「今日は、もう引き返そう」 と言ってくれました><


1人だったら山頂まで到達できてただろうって思うと申し訳ないけれど

無理やりにでも登りきるという判断をせず、確実な選択をしてくれたバディに感謝です。


と、決断をして降り始めた直後に晴れ始めるという悲しい出来事が



8合目まで戻って、お昼にしたのですが、その頃には芯まで冷え切った2人


「あ・・・Σ(゚д゚;)」

 

という声とともに、チキンラーメンに入れるはずの玉子が雪の上に落下


「何してんのよ~~!ヽ(`Д´)ノ」 とか言ってた直後


バディの入れてくれた高級コーヒーの入ったマグカップを一口飲んですぐ倒してしまったワタシ(;´Д`)ノ


ひどい状態です


もう手先の神経がいってもーーてます


誰も責めれない・・・








その後はサクサクと降りていったのですが、私は計5回ほどしりもちつきました


スキーしててもスノボーしてても、登山してても同じことやってるやん・・・



あ、余談ですが・・・

小さいころから、毎年冬になると家族でスキーに1週間ほど行っていたのです

そして小さいころから、ずっとスキー教室に放りこまれていたのですが

毎年、毎年、毎年ボーゲンばかりを習って、それ以上のコースに入ったことがない


よって、ワタシはスキー歴だけ長いくせに、パラレル1つできません

上級者コースは怖すぎて無理です


でもボーゲンだけは芸術的に美しいです


でも、直滑降はもっと得意です・・・w